土用の丑の日? 〜 「ウナギ」 より 「ハモ」 がいいかも^^

[土用の丑の日?の続き]

ちょっと、というかまだ一ヶ月も先の話ですが、今年の土用の丑は7月24日です。丑の日とくればウナギですよね。

東京では夏の魚と言えばウナギですが、関西で欠かせないのがハモです。その中でも淡路のハモは最高です。

「ハモが出なけりゃ祇園祭も始まらん」とか泉州・淡路の玉ねぎが出たら鱧も出る」と言われるほどに関西では関わりの深い魚です。



ウナギやアナゴに比べて、ハモは低カロリーで、脂肪が少なく、高タンパクなのが特徴です。ミネラル、ビタミン類も多く夏バテしやすい季節にはぴったりです。皮にはコンドロイチンという関節部分の軟骨やじん帯を丈夫にする成分も多量に含まれており、骨切りをすることによりカルシウムも豊富で、淡白な味わいが楽しめます。

風が吹けば桶屋が儲かるではありませんが、山に降った雨が海に流れ込む時に陸地の色々な養分を一緒に運ぶので、特に淡路島周辺の海では栄養が豊富で、そのおかげでエビやカニや小魚が多く育ち、その脂ののった小魚類をエサにするから丸々太ったハモが育ちます。 「ハモは梅雨の雨を飲んで脂がのる」 と言われる所以(ゆえん)です。

また外海のハモと違い、おだやかな瀬戸内で育ったハモは皮が薄く上質なものとして高く評価され、特に淡路のハモは最高級と言われています。


低カロリー、低脂肪、高タンパク、そして偽装なし―――とくれば、今年の丑の日はハモに決まりです。(笑)