ズボガニ届きました

福井の友人からカニが届きました。

「ズボガニ」

甲羅はありません。
理由は、甲羅と足とでは湯がく時間がかなり違うからです。

「ズボガニ」は越前沖で収穫されます。このオスのカニは浜揚げされた直後にその場で浜茹でされます。その関係で、身がパサパサにならないように甲羅を外して足が美味しい状態の時間に合わせて湯がくためらしいです。

このカニは水分を多く含んでおり、別名「ミズガニ」とも言われますが、これは脱皮して半年以内のカニであるためです。「ズワイガニ」のように身がぎっしり入っていないのですが、とても甘味の強いカニです。

水分を多く含んでいるとはいえ、水っぽさは全然なく、むしろみずみずしくて、このしっとりした感触は美味以外の言葉では表わせられません。

漁は12月21日から3月20日までですが、店頭に並ぶのは漁解禁から1ヶ月ほど経った1月半ば過ぎです。

細くてしなやかな繊維質の身が特徴で、足の関節を折ると身がズボッとぬけるところからこの名前がついたようです。

福井の人たちには、手軽に手早く食べられることもあって大変人気の高いカニです。



この冬、暮れにはお嫁ちゃんの実家から北海道の「毛ガニ」が届き、12月に訪れた清水の『河岸の市』では「タラバガニ」を買ってきました。そして先日、家の近くの生鮮市場で香住港から届いたばかりの「セコガニ」をカニ飯やみそ汁仕立てにして楽しみました。

さあ、あとは「ズワイガニ」かぁ・・・ 

これって、しっかり誰かに催促してるぅ ?? (笑