あらあら酒

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佐藤酒造の原酒「あらあら酒」(360ml)です。

馴染みのお鮨屋さんから「今日九州から届いたばかり。数本手に入ったので、ご自宅で飲まれるならお届けしますよ」と電話をいただきました。2本でもいいというので、お言葉に甘えて定価に1割上乗せして分けて頂きました。




実は佐藤酒造では、1999年以来毎年一仕込みだけ芋や麹を変えて造り、それを同じ銘柄で製品化するという取り組みを行っています。

それがこの「あらあら酒」です。よって、同じ製品が二度と世に出ることはありません。




筒状のコルクのケースには『Vintage』と書かれたシールラベル。

そしてコルクケースの裏ラベルには 『詰め日 2008年11月16日』 と記載されています。

16日に工場で詰め、17日に蔵元から発送、18日に問屋に到着、そして今日19日に配達されたばかりの出来たてのホヤホヤです。




『今年なにを使ったのだろう?芋は?麹は?』
と消費者の皆さんが楽しみに出来る製品があってもいいのではないでしょうか?と語る蔵元さん。

新酒の特徴はインパクトと清涼感、その無濾過の新酒の特徴をできるだけ蒸留直後の姿そのままで製品化しました、とおっしゃいます。

ちなみに今年の原料は、米麹は地元産ヒノヒカリ、芋は黄金千貫、アルコール度数は38度でした。


私はいつもは『佐藤の黒ラベル(黒麹仕込)』を、隣りにチェイサーのお湯を用意して、ストレートで楽しんでいます。でも今宵はこの38度の『あらあら酒』をギンギンに冷やして新酒のキレを楽しむか、ロックにしてほのかに香る芋の香りを楽しむか、今から思い馳せめぐらしています。

でも、定価であっても決して安くない360mlの小ビンは飲み始めたら、あっという間に飲み干してしまうことでしょうね。

『あらあら酒』のこれまでのテーマ(蔵元HPより)
・1999年 米麹にヒノヒカリ。芋はコガネセンガン。6000本限定
・2000年 米麹に山田錦。芋はコガネセンガン。3000本限定
・2001年 米麹に五百万石。芋はコガネセンガン。3000本限定
・2002年 米麹に地元産ヒノヒカリ。芋は白豊(シロユタカ)。
 . . . . . 3000本限定
・2003年 米麹に地元産ヒノヒカリ。芋は綾紫(アヤムラサキ)を使用。
 . . . . . 6000本限定
・2004年 米麹に地元産ヒノヒカリ。芋はコガネセンガン。
 . . . . . 蒸留に変更点あり。6000本限定。
・2005年 米麹に地元産ヒノヒカリ。芋はコガネ50%綾紫50%。
 . . . . . 6000本限定
・2006年 米麹に地元産ヒノヒカリ。芋はコガネセンガン。
 . . . . . 麹に変更点あり。6000本限定
・2007年 米麹に地元産ヒノヒカリ。芋はコガネセンガン。
 . . . . . 6000本限定