アメリカの断固たる決断を・・
阪神タイガース、アッチソンが3ランを浴びて横浜に4:3で逆転敗けしました。
ジャイアンツは横浜に3:1で勝って2年連続32回目のリーグ優勝を決めました。(泣)
阪神のあの13ゲーム差は一体なんだったのでしょう?なんともダラシがないことです。
それに引き替え原巨人は実にアッパレでした。先ずはおめでとうございます。
おっと、今は野球の話どころじゃありません。
娯楽の悪夢はもうスッパリと忘れましょう。
それよりも、アメリカは・・・、日本は・・・、世界は・・・、エライことになっております。
こちらは悪夢ではありません。現実の悲鳴です。
円高に株安、日経平均株価今日の安値は8115円(大引けは8276円43銭)、今日だけで一時1000円超の安値をつけました。投げ売り状態で売りたくても買い手不在で売れない状態、8000円割れ寸前です。
株価はバブル崩壊時の最安値7607円に迫っています。この先一体どうなるのでしょう。
なんとかしてくれぇ。
輪を掛けるように、REIT(不動産投資信託)の中堅ニューシティレジデンス投資法人が昨日1123億円の負債を抱えて破綻しREIT全体に懸念が広がったばかりなのに、今日は生保の中堅、大和生命保険が負債額2695億円で破綻しました。
どちらも米サブプライムローン(米国の信用力の低い個人向け住宅融資)に端を発した米経済の金融危機の影響をもろに受け、資産価値の大幅下落による破綻でした。
アメリカの姿勢は金融機関への公的資金の投入。これで銀行から不良資産を買い取るという考え方と、もう一つは銀行へ資本注入をして銀行の資本を増やし金融を安定させるという姿勢を示しています。
しかし、これには、1に75兆円の資本注入では足らないということ、2に政府に乗っ取られるかもしれないという不安、3に国民が税金による救済に不満を示しているという問題があります。
まもなくワシントンでG7が始まりますが、対策はあるのでしょうか?
日本はバブル崩壊時に公的資金投入して事態を収拾した経験を踏まえてG7会議でこれを伝え、公的資金による資本の注入の方法などを議論する見通しです。
全世界・全産業を巻き込んだ金融危機からの打開策として、世界各国が協調利下げや公的資金の投入を行っていますが、アメリカが断固たる態度で金融政策に臨まなければ世界市場の混乱を収拾することはできません。
G7の前にブッシュが緊急声明を発表すると言っていますが、思い切った決断を期待したいところです。