とうがん

奈良の友人がふうふう言いながらやって来ました。

冬瓜と茗荷を持って。

ウチでは家内も私も、トウガンもミョウガもどちらも大好きなんです。



植えているわけではないけれど毎年同じ場所に出来るとか・・・。

多分一番最初は、買ってきたとうがんの種を台所から出た野菜クズと一緒に土に埋めたからだと思うとのこと。

それが、こんな立派なのが出来るんですね。



支柱を立てて、ゴーヤのようにぶら下がっているらしいですが、こんな重いものが支えもなく、よくもまあ蔓1本でぶら下がったまま落っこちないと感心します。

こんなのがいくつも出来るらしいです。

量ってみると4kg近くありました。



こんな重いものを電車が運ぶとは言っても、奈良から神戸まで階段を上がったり下りたり大変だったでしょうに。

F子さん、ありがとうございました。

とうがん、穫れたばかりはこのように白いビロードのようなうぶ毛で覆われており、チクチク刺す短い剛毛が一面に生えています。




触っているうちにどんどん取れてしまいますが、スーパーや市場で売っている冬瓜は、出荷時に洗って表面のうぶ毛や剛毛を取ってしまうのか、ツルツルして青いですよね。


さてさて、夏の終わりから初秋に収穫されるのに冬瓜とはこれ如何に。

語源由来辞典によると――冬瓜は、古く中国経由で渡来したもので、漢語「冬瓜」を音読みした「トウグヮ」が訛って「トウガン」となった。
ただし、初めから「トウグヮ」と呼ばれていたわけではなく江戸時代頃からの呼称で、はじめは「カモウリ」と呼び、奈良時代の書物でも「冬瓜」を「カモウリ(加茂瓜・鴨瓜)」としている。
中国でこれを「冬瓜」とした由来は、果皮にできる粉を雪に見立てたという説もあるが、冬瓜は他の瓜に比べて晩熟なので、秋に収穫して冬まで保存が効くからか、冬にわたって熟したものが良いからといった説が有力とされている。
と書かれてありました。