ドサまわり余話

箱根仙石原に泊まった夕方、カナカナとヒグラシが鳴いていました。

今日初めてヒグラシが鳴いたと宿のご主人は言っておられました。この地ではヒグラシが鳴くと梅雨が明けるとか・・・。




私たちの地域では、ヒグラシが鳴くともう夏も終わりなんだなあと思うものです。所変われば状況はまったく違うのですね。

「夜中に窓を開けて寝ると風邪を引きますよ」と言われ、全部締め切って寝ましたが、汗をかくこともなく、神戸で一晩中エアコン漬けになっていることがまるでウソのようでした。




それにしても、明け方4時には空は白んできて、小鳥のさえずりならぬ耳をつく鳴き声が旅行中の熟睡をしていない寝不足の神経を逆なでしました。

なんという小鳥なのか知りませんが、うるさいほどの鳴き声です。時々その鳴き声に混じってウグイスが上手に鳴いています。ホーホケキョと鳴くウグイスや、チチッと可愛く鳴く小鳥なら問題はないのですが、昨夕のヒグラシと違って今朝のけたたましさは、箱根の情緒丸つぶしでした。

神戸に帰ってきた翌朝、こちらではシャンシャンとクマゼミが鳴きました。
今年初めてこのけたたましい大合唱を聞きました。ヒグラシのもの悲しい鳴き声と違って、実に暑苦しい鳴き声です。実際には私の留守中、金曜日の早朝から鳴き始めたと家内は言っていました。

神戸では、クマゼミが鳴き始めると梅雨が明けるのでしょうか。

いや、そんなことはないか? だって昨年はクマゼミが鳴き始めたのは7月6日で、梅雨が明けたのは7月24日でしたから・・・。今年もクマゼミは鳴いていますが、まだ梅雨は明けてはいませんものね。




ドサまわりの帰りに寄った高速道路のサービスエリア。ショップとトイレの間の通路の屋根の庇の両側からミストシャワーが降り注いでいました。

この日の外気温は36℃でしたが、見るからに涼しげで、実際そのミストの下に来て霧のシャワーを浴びると放射冷却の作用でしょうか、とてもさわやかな気分になります。




ドサ回り中に溜まった仕事と、出先でもらった宿題の整理で月曜日はバタバタした忙しい一日でした。

そろそろ、ショーウインドウも夏バージョンに替えなくっちゃあ・・・・・。