1千万円の値をつけてくれてありがとう。でも売らないよ。

サイクリングショップに立てかけてあったシュウィン・スティングレイ(Schwinn Sting-Ray)の中古自転車を350ドル(約3万7千円)で買ったトム・モールトさんは、購入後製造ナンバーをメーカーのサイトの掲示板で調べてもらいました。

すると、その自転車は1963年に49.95ドルで売りに出されたもので、一番最初に生産されたロットであることが判明し、たちまち世界中のコレクターの間で話題になりました。

dailypressによると、このサイトはその日の6時までに1900回も閲覧され、2000ドルから10万ドルまでの購入申し込みがあったそうです。




その10万ドル(約1千万円)を申し入れた人物は日本人だったらしいですが、トムさんは、これはアメリカ史であって日本史ではないからアメリカで保存することを考えていると言って、スミスソニアン博物館に寄付することにしたようです。

個人が楽しむためよりも、大勢が楽しめることを希望したトムさんは、大金には目もくれず、これぞ本当に自転車を愛する真のコレクターですね。




ところで、こちら私の愛車 「BD−1」  →→→

私の折りたたみ自転車のほうが、シュウィン・スティングレイ社の元値よりも、トムさんの買値よりもはるかに高いんですが、あと4、50年経ったらこの愛車「BD−1」に、せめて半分でいいから500万円の値でもつけてくれる人いないかしら?――いませんよね、そんなご奇特な人。(笑)