1ヶ月遅れで届いた誕生日プレゼント

奥チャンの誕生日祝いに頼んでおいたバッグが、ちょうど1ヶ月遅れでやっと今日届きました。

どこから名付けたのか「悠久のシルクロード・エレガンス」と銘打ったこのバッグ、1300年の歴史を誇る奈良の春日印伝のハンドバッグです。

ニナリッチジバンシーなどのデザインを手掛けたルーブル美術学院を卒業したフランス人作家、イヴリーヌ・ポノーが、やわらかく軽い鹿革に本漆で模様をほどこす日本の伝統工芸「印伝」に魅せられてデザインした手作りの一品です。




他の鹿革に比べ、はるかに繊維がきめ細かい稀少な小型の鹿「キョン」から採れる極上のビロードのようなしなやかな革を煙で燻して強度を高め、その超極細な繊維細胞に漆を刷り込んでいるので、漆は半永久的に剥がれません。

細かいレースのような白漆のペイズリー柄は洋装・和装ともに美しく優雅にマッチしそうです。




底まですべて印伝で、鋲が打ってあります。

持ち手についている飾り房も貴重な「キョン」の皮です。肩にかけられる長さで機能性もよさそうです。

内装は牛革を使用し、内部は仕切のないワンボックスタイプのトートで、片面に携帯電話ポケット、オープンポケット、反対側にはファスナーポケットがついています。





バッグの中の銘板です。

イヴリーヌ・ポノーの名前が入っていました。

内装には牛革を使用してあり、バッグ全体の重さはなんとたったの340グラムです。




こちらは1年半前に結婚記念日に、これを買うためにわざわざ山梨県は甲斐まで2回も出かけて行って、やっと手に入れた山本印伝さん製造の甲州印伝のバッグです。

今回の春日印伝のバッグは、この甲州印伝の倍近い価格で、正直言って誕生日祝いにはチョットばかり高すぎました。

ま、いいか。今後何年か分のプレゼントを一つにまとめてあげたことにしておこうっと・・・。(笑)

腕は左右にひとつずつしかないのに、ちょっと印伝お大尽の奥チャンでした。