今日から4月。。。新年度は波乱含み??

いよいよ4月です。

例年なら希望に満ち溢れるハズの新年度です。

でも今年度は・・・与野党対立で政治が機能不全に陥り、アメリカのサブプライムローンに端を発した金融市場の混乱で2007年度の円相場は20年ぶりの18円高、株式市場も乱高下を繰り返し2007年度の日経平均の下落率は27.5%、今年度は景気の減速感も加速しています。

そんな不安が波及している中であるにもかかわらず、日本の金融政策を担う日銀総裁は相変わらず空席のままという異常事態が続いています。

政治も経済も医療も環境も・・・なにからなにまで波乱含みの新年度です。

身近なところでは、醤油、ビール、食用油、小麦粉、パン、牛乳、バター・・・と、様々な生活必需品が軒並み値上げとなります。電力料金、ガス料金から航空運賃に至るまで値上げとなり家計を脅かします。

その上、国民年金の保険料負担も今までの月額1万4100円から月額1万4410円に値上げとなります。

医療関係では75歳以上が対象となる後期高齢者医療制度も始まります。世帯でなく個人単位での加入となることからこれまで扶養家族だった人にも支払い義務が生じます。保険料は原則、年金から天引きされます。

メタボ症候群を減らすための健診や保健指導制度が始まるようです。

一方、ガソリンの暫定税率がとうとう期限切れとなり、最大リッター25円値下がりすることになりますが、時期や下げ幅で混乱がおこるかも・・・。昨日はガス欠の車が続出してJAFが大忙しだったようです。もし4月29日以降に再議決されて、1ヵ月で税率が復活することになると、これはもう混乱を招くだけのお騒がせに終わってしまいそうです。一時的には消費者はガソリン値下がりの恩恵を受けることにはなりますが、長い目で見ると頼りない政治に振り回された揚げ句、結局迷惑を被るのは国民なんですね。

環境問題では今年から5年間の温暖化ガスの平均排出量を、90年度比で6%削減する京都議定書の削減実行期間がスタートします。

雇用では、正社員とほぼ同じ仕事内容や責任を担うパート社員への待遇差別を禁止する改正パートタイム労働法が施行されます。



なにもかもが波乱含みのハチャメチャな新年度ですが、桜の花だけは今も昔も変わらずにほのぼのとした暖かい、明るい日だまりを作っています。

今月もどうぞよろしくお願いします。