そう言えば、私にも・・・こんなことありました

15・6年も前のことでしょうか?
いや、もっと前になるかも知れません。

通勤ラッシュの電車のドア付近に乗っていたのですが、前にいる女性がいきなり振り向き、眉間にシワを寄せて私をにらみつけました。

「えっ?」

一瞬どうしたのかとその女性の顔を見返しましたが、理解するのに時間はかかりませんでした。

いやな顔つきでモゾモゾしながら軽蔑の顔をして二三度振り向かれたのですが、真後ろにいた私がどうやらいけないことをしたらしいです。(呆れ顔)

咄嗟のことで、二度目三度目に振り向かれたときには逆ににらみ返しましたが、その女性の嫌な顔をして振り向く行為は他の乗客も見ているわけで、正直言って呆きれて何も言葉を発することができませんでした。

電車を降りてからですが、余程あの時、「はぁっ? なにか? 私の顔になにかついているのですか?」 「わたし、今のところ不自由していませんし、それにね、私にも選ぶ権利もありますからねっ」って、言えばよかったと思いましたが、いつも後になってから思うばかりで、咄嗟には言えないものです。(笑)

でも、あの時、なにか言っていれば、逆にまわりの人から駅員さんのところへ連れて行かれていたかもしれません。そうなると私の身の潔白を証明する手立てはありません。強いて言うならカッコいいダンディなduoさん(笑)が、こんなブスのケツを触るなんて考えられるか?ということぐらいでしょうか?(爆)

冗談はともかく、チカン行為で冤罪を着せられたら、その疑いを晴らす方法なんて皆無に等しいということです。

2月1日、大阪で58歳の会社員の男性が、甲南大学法学部4回生(24)とその交際相手の女性(31)が仕組んだチカンでっちあげ事件がありました。

大阪の地下鉄で隣にいた女性が「お尻触ったでしょう」と言って急にしゃがみ込んで泣き、近くにいた大学生が「触りましたね」と近づいて来たそうです。

会社員は疑いを晴らそうと自分から電車を降りて駅員に声をかけたそうですが、駆けつけた警察官はこちらの話を全く聞かず、「徹底的にやってやる。おまえ連行や」と言って、腰紐をつけ手錠をかけて連行され留置場に入れられたそうです。

家族への連絡も拒まれ、上着も脱がされとても寒く、「1週間もここにいたら信念を貫けたかどうか分からない。精神的に追い込まれた」と思ったそうです。

幸い、この女性が、カネがなくて困っていた大学生が示談金欲しさに仕組んだでっちあげを手伝ったと自首してきたために、晴れて無実を証明できましたが、こんなことで冤罪が晴れることは稀なケースです。

実際にチカンにあっている女性もいるわけですし、ただ、その場合でもチカン行為をしている手を捕まえて「なにをするんですか?」と犯人を特定してくれればいいのですが、振り返られたり、しゃがみ込んで泣かれたりすると、まわりの人に誤解をまねく私のようなケースや、この会社員のような冤罪のケースもあるわけで、犯人は「してやったり」とほくそ笑むことになりかねません。

世の男性諸君、混んだ場所では両手を挙げておくとか、両手が使えない状態であることを証明できるようにしておくとか、なにか考えておいた方がいいですよ。

その女性がどんなブスであっても「こんなブスのケツ、触る気もしないでしょう」は、言い訳にはなりませんから・・・・(笑)


あの時のことを、今想い出しても腹が立つduoさんです・・・(怒