センター試験

昨日から始まったセンター試験

受験生を抱えておられる家庭では当の受験生はもちろん、家庭全体がこの日までピリピリした生活だったのでしょうね。

いよいよ、昨日、今日で、今まで勉強をしてきた成果を尽くす時です。

新聞で答え合わせをして、一喜一憂することでしょう。

でも、センター試験なんて勉強してきた中の一部でしかありません。

たまたまそれが、自分の得意としているところが問題に出ればいいのですが、思惑が外れることもあります。

だから、この結果でこれからの人生を大きく決められてしまう今の制度に納得することはできません。

かといって、選択する何らかの方法は必要なわけで、これをまったく否定するわけでもありません。

もし、うまくいかなかったとき、センター試験は単に一つの方法であるだけですから、これに失敗したからと言って、今まで勉強してきた自分を嘆き、苦しみ、或いは否定することはありません。

大らかな気持ちで結果を受け止めて貰いたいものです。

家庭でも、これだけが人生じゃないよって言って、明るく接してあげてほしいですね。

こういう結果になったことが、その受験生が知り得なかった別の歩み方を見いだすキッカケににつながるかもしれないのですから・・・。

必ずしも目指す大学が自分の人生を成功に導く方向にあるとは限りません。

ほら。あの大リーガーのイチローだって、ドラフト1巡目や2巡目の鳴り物入りで球界に入ったわけではなかったでしょう。

鈴木一郎選手はドラフト4巡目でオリックスの指名を受け、1年目から二軍の首位打者として活躍したにも拘わらず一軍には上げてもらえませんでした。

いや、実際には一度一軍に上がり、当時豪腕の名をほしいままにしていた野茂英雄投手からプロ初本塁打を放ったもののその日に二軍降格を言い渡されるなど、一軍に定着することはなかったといいます。(wikipedia)

鈴木選手は自分の培ってきた振り子打法を否定され、コーチや監督との確執の中、それでも我流を貫き続けました。

その時、コーチの意見を聞いて打法を変えていたら・・・・・。 一時的には打率も上がったかもしれませんが、果たしてそのまま伸びたかどうかはわかりません。

その後オリックスに新しく仰木彬監督が招聘され、振り子打法で練習を積み上げた成果がこの監督の目にとまって、登録名もイチローと変えてやっと一軍への昇格を果たした経緯があります。

人間長い人生の中でどんなことが起こるか、またどうなるかわかりません。

センター試験も一つの登竜門かもしれませんが、そんなにピリピリ考えずに、気楽な一つの手段くらいに考えた方が、いろいろまわりを見ることができるでしょうし、また見る目もできると思います。

要は考えようですよね。

 

毎年このセンター試験のあいだに雪が降ったりして交通が乱れ、受験生を悩ませる現象がおこります。

今年も今日から、お天気は下り坂、それも荒れ模様、雪模様です。

どうぞ影響がでませんように。