和風カレー専門店 「くらしき」

夕べ、仕事が終わってから7km行程のウォーキングに出かけ、その途中に寄ったお店です。

神戸は御影と石屋川の中間、旧国道から北へ一筋入った住宅街の中にポツンと1軒だけお店があります。

春日野道で25年やっていたお店が震災を受け、その後自宅の1階を改造してそこで10年余り営業を続けている店主の那須さんが1人で切り盛りするカレー屋さんです。

お店の名前「くらしき」は、このお母さんが嫁いだご主人の本籍地から命名したとか。 お店は狭くカウンターのみで5〜6人も入ればいっぱいになります。

そもそも那須さんの実家がふぐ料理店で、お父さんがまかない食として作っていたカレーを思い出しながら作り始めたのがきっかけで、鰹だし、本ミリン、甘露しょうゆ、ニンニクのほか、灘の清酒をたっぷり加えてじっくり煮込んだ和風のカレーソースです。

生クリームをのせた「白雪姫カレー」とか、素揚げした野菜をのせた「五色野菜カレー」、かたまりのままのニンニクがゴロゴロしている「にんにく畑の野菜カレー」、牛すじの煮込みが混ざったさらさらの「みいちゃんカレー」などネーミングも洒落ています。




私たちは、初めてなので辛みは「普通」でお願いしたのですが、お母さんは小皿にカレーを少し入れてくれて辛みの試食をさせてくれました。

一口食べたときには本味醂の甘みか、酒の旨みか最初の口当たりは甘く感じ、この程度なら「2倍」にしてくれますかとお願いしなおしましたが、後からじわっと辛みが効いてきました。

その辛みは1倍(普通)に始まって1000倍まで選べ、壁に貼りだしてある番付表を見ると、過去の記録保持者は505倍とありました。




私たちがお願いしたカレーは、「七色野菜カレー」(上の写真)と「にんにく畑の野菜カレー」(右の写真)です。

二人で似たようなものをお願いしてしまいましたが、もう少し具材の違う種類のものを注文すれば良かったかも・・・。

野菜は注文の都度、生から素揚げをするので少し時間がかかりますが、とてもいいお味の美味しいカレーでした。


お店の案内

カレー専門店 くらしき
東灘区御影石町2−19−2
078−811−6948

月・火 休み 夕方は一応8時閉店ですが、7時頃に閉める事もあります。なにしろ、お母さんはお歳なので臨時休業もありますからご了承のほどを。