大和路ポタリング ? 〜斑鳩

?からの続き

法隆寺を見終えて自転車の所まで戻って来ると、もうお昼をとっくに過ぎてしまいました。

次のお寺へ向かう途中にやっと見つけた茶店「北小路」で昼食を取ることにしました。

みなさん「小路定食」なるものを召し上がっておられ、私たちもそれをお願いすることにしました。

ところがもう具材がなくなってしまったとのこと、あり合わせでも良かったらと言って作ってくれたのがこの枠囲いのお膳です。

中身は高野豆腐とタマネギの玉子とじ、イカとワカメの酢の物、白花豆と金時豆の含め煮、油揚げの味噌汁と梅干し・・・まったくの精進料理ですね。価格は一人前650円。とても安くあがりました。

食事中、案の定大粒の雨が降ってきました。自転車も軒下に入っているし、食事をしながら待てばいいので、タイミング的にはちょうどよかったかな。



さて、小一時間も経つと雨も上がり、おなかもいっぱいになっていざ次のお寺に向かって出発です。

法輪寺です。真正面の講堂の中で美術学校の学生さん10数人が、4mの杉の一材から掘り出された講堂のご本尊十一面観音立像を写生していました。



法起寺です。聖徳太子の建立したとされる7寺の一つで、当時は大寺院でしたが衰微の一路を辿り、いまでは三重塔だけが当時の姿をとどめています。

法起寺の三重塔は国宝で世界文化遺産に日本で始めて登録されたものと聞きました。

三重塔と金堂の手前にいいカメラアングルのところに楓の木がありましたが、残念ながら未だ紅葉しておらず、ちょっと物足りない写真になってしまいました。




奈良は自転車道が整備されていて、自動車の交通量が多いところでもこの道を走れば分離されているので安心です。

ただ、この道路が一部では判りにくいところがあり、また、あまり公に宣伝されていないのでもっと他府県から来る訪問者にアピールしたらいいと思うのですがねぇ。




慈光院です。

片桐石州が開山した臨済宗大徳寺派の寺院ですが、寺としてよりも境内全体が一つの茶席として造られています。

石州流茶の湯の家元として三百年を越える歴史を持っていると聞きました。



?へ続く