彼岸会(ひがんえ)
今日は菩提寺の彼岸会です。
この曹洞宗の禅寺、阪神大震災の時には屋根が落ちてしまい、主柱だけでも1本一千万円以上かかる大柱を4本も取り替える大修復でした。
震災から10年以上経っても未だ修復のメドが立たない神社仏閣の多い中、灘の酒蔵の町という場所柄もあり、酒造メーカーさんをはじめとする各檀家の皆様方のご寄進のおかげで早い時期に復興に至りました。
毎年春と秋に彼岸会を行いますが、開催日は大抵の場合平日であるため私は仕事の関係で参加したことがありません。たまたま今回は日曜日に執り行ってくれたお陰で家内と二人揃って出席してまいりました。
午後1時から始まり、先ずは1時間の法話があります。
今回は、丹波篠山のお寺から布教師をお招きし、現代の世相を引き合いに出されながらお釈迦様の教えを説く、ためになるお話をお聞かせいただきました。
引き続き施餓鬼法要を行います。
お寺さんと共に参加者みんなでお経を詠みました。
実はこのお寺、昔から代々尼寺でしたが、最近は修行をする若い尼さんが少なく尼寺としての後継ぎを取ることが出来ず、10数年前に若いお坊さんを養子に迎える事になりました。
今はご結婚もされ、今年初めには晋山式を執り行い、立派に住職としてお勤めを果たされておられます。
立派な彼岸会であったとお声を掛けますと、2〜3日前から胃が痛み当日お経を詠めるかとご心配されたそうですが、お若いだけに相当のストレスがあったのでしょうね。
このご住職は、在家参りの時はいつも私のところをコースの最後に回られ、他所では日本茶なのでしょうが、ウチではコーヒーなどを飲んでくつろいで行かれます。
無事お施餓鬼も終わり、供養の品をいただいて参りました。
戴いてきたお寺の供養の品はタオルでした。
そのタオルにはローマ字で 『ZEN○○○JI』 の文字が染め抜かれてあります。
ローマ字・・・。 う〜ん、そうですねぇ。 若いご住職ですから・・・。