陋屋 〜切り取りました ?

我が陋屋(ろうおく)は3階建てで4階部分にペントハウスと屋上テラスがあります。
築後十数年経ちますので、モノも増えてなかなか写真に切り取る事も難しいのですが、差し障りのないところで、一部工夫をした場所や、こだわりの部分、それにお気に入りの演出の小ものたちを不連続シリーズで掲載致します。

[シリーズの第1回はこちらから]

1階和風の玄関を入ったところに障子を背景にした花生けのための台があります。

台の下はショッピングカートなどが収められる収納です。 台には天井からスポットライトが当たります。




この花生けの台には、籐で編んだ花瓶カバーの側に木彫りの小さな亀の親子をおいています。


duo家がいつまでも栄えてほしいと願って、縁起物の亀にしました。



玄関横の白いクロス壁にかけられた額です。

歌舞伎の隈取りを模した日本手拭いです。

白いクロスに黒い手ぬぐい、そこに浮かぶ隈取りは、玄関をグッと引き締めてくれます。


天井まである造り付けのシューズボックスは中央部分だけ素通しで抜いてあり、後ろの白いクロスが見えています。

そのスペースは飾り台として使用し、日本刺繍の教室を開いている友人が刺した大作、牡丹の刺しゅうの額を配置し、その前に九谷焼の花瓶を花台に載せて飾りました。

刺繍の絹糸の光沢と金色に輝く額が高級感を醸し出しています。


花台の横には有田で買ってきた陶器製の鯉の置物を3尾泳がせました。


どうでしょう?

この玄関を入って来て、「和」 のにおいがするでしょうか?

因みに廊下、トイレ、洗面室、そして各部屋の天井には有線放送のスピーカが埋め込んであり、お正月などはBGMのチャンネルをお琴の演奏に合わせると、より「和」 の雰囲気を味わえるようにしています。





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