お伊勢参り その? 〜猿田彦神社から外宮へ

[2007/09/02] その?より

朝起きると波の音に交じって、雨が窓硝子を打ちつける音がします。

相変わらずの強い雨です。この地の天気予報では午前中50%で午後から30%、大雨洪水警報は発令されたままです。

大阪では世界陸上のフィナーレを飾る女子マラソンが始まりました。あちらでは雨は降っていないようですね。

今日は歩き回るのが主体となるでしょうから、こんな激しい雨ではどうにもなりません。

そんなことでチェックアウトタイムぎりぎりまでホテルでゆっくりして、ロビーの喫茶コーナーにある大型モニターで女子マラソンも最後まで観戦することが出来ました。

そしていよいよ雨の中を出発です。


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ホテルを後にして昨日来た道を引き返し、先ずは災害を祓い万事最も善い方へみちびき給ふとされる神様、猿田彦神社をお詣りすることにしました。

ホテルを遅く出たお陰で、伊勢方面へ向かって走っている途中でラジオで大雨洪水警報が解除されたと放送があり、雨も次第に小降りとなりました。猿田彦神社に着いた時には殆ど雨も上がっていました。日頃の心掛けのおかげでしょうか?(笑)




この猿田彦神社の境内には芸能・縁結びの神様とされる「天宇受売命(あめのうずめのみこと)」を御祭神とする佐瑠女神社も一緒に祀られてあり、東京で舞台活動をやっている下の娘に芸能のお守りを、そして長女には縁結びのお守りをいただいて参りました。

「あめのうずめの命」は、世の中が荒れたことを嘆いた「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」が天岩屋の中に隠れてしまわれ暗闇となった時に岩戸の前で神楽を踊られた神様です。


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そしていよいよお伊勢様のお参りです。

伊勢神宮のお詣りは正式には外宮を先にお詣りし、内宮を後からお詣りします。

ところで皆さん外宮、内宮をどのように読まれていますか? げぐう、ないぐうと読んでおられませんか? 

伊勢神宮では「宮」を清音で読むのが慣習です。当地では「げくう」、「ないくう」と読みます。

そんなわけで、先ずは外宮(豊受大神宮)です。外宮は豊受大御神(とようけのおおみかみ)をお祀りしています。

この豊受大御神天照大御神(あまてらすおおみかみ)のおめしあがりになる大御饌(おおみけ=食物)の守護神であり、農業をはじめ諸産業をつかさどる神とされています。




駐車場から玉砂利が敷き詰められた正面の道を進み、正殿に祀られている豊受大神をお詣りして、帰路は勾玉池に出る道から戻ってきました。


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