お伊勢参り その? 〜内宮へ
[2007/09/02] その?より
遅掛けのお昼に「すし久」さんでてこね寿司を頂いて、お腹もいっぱいになったところで、いよいよ内宮へ向かいます。
五十鈴川にかかる宇治橋の入り口に設置された大鳥居です。
右側通行でこの橋を渡ります。
宇治橋の上流側(内宮に向かって橋の右側)の川の中に「木除け杭(きよけくい)」が何本も立っています。
これは上流から流れてきた流木がこの杭に引っ掛かり、流れの向きを変えて橋げたにあたるのを防ぐように設置されています。
橋が傷むのを防ぐ先人の知恵ですね。
御手洗場(みたらし)です。
五十鈴川の川岸まで石畳の緩い傾斜をつけて下りられるようにしてあり、本来ここで手を洗い口をすすぎ身を清めますが、最近の五十鈴川は水量が多く増水しているため、今は手前に手水舎を設け、そちらの方で清めるようになっています。
さらに奥へ進み本社殿へ向かいます。
外宮もそうですが、内宮もこの門扉の中に入っての撮影は禁止されています。
無事にお詣りをすませ、御伊勢参りの目的を達成致しました。
はればれとしたすがすがしい気持ちです。
こちらの空き地は、現在の本社殿のすぐ隣りの敷地です。
次の内宮の遷宮は6年後の平成25年ですが、その時は現在の本社殿の隣りであるこの地に移されます。
そしてその20年後にはまた再び現在の場所へと移され、20年ごとに同じ形の社殿を交互に新しく造り替えます。これは伊勢神宮を特徴づける行事で式年遷宮と呼ばれています。
何故20年ごとなのでしょうか?
それは、建物の構造の技術を次の世代に語り継ぐことができる伝承期間のサイクルとしてその昔から設定されたようです。社殿の尊厳さを保つために萱(かや)葺きの屋根を葺き替える期間でもあり、また中国の暦学から伝わったという説などもあるようです。
技術の伝承であるなら、昔に比べて人間の寿命が延びている現代では、そのサイクルはもう少し長くてもいいような気もしますが、そこは昔からのしきたりを尊び20年の期間を守っているのでしょう。
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