さんざんな佐賀高校総体

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7月28日から佐賀で全国高校総体「2007青春・佐賀総体」が開催されています。




今回の総体は御難続きですね。

6月に降り続いた大雨の影響で佐賀へ入る一般国道385号線が7月4日より法面崩壊で通行止めになったり・・・、開会式は猛暑となり体調を崩した人が117人も出たり・・・、そして今回の台風で突風に見舞われたり・・・と。




開会式の当日は佐賀市内の気温が高く、開会直後には30.6℃、閉会前の正午には33.1℃まであがり、午後3時すぎには、この日最高の36.4度を記録しました。

これにより出場選手や観客117人が頭痛や吐き気などの体調不良を訴え救護所へ運び込まれ、このうち48人が熱中症などと診断されました。




そして昨日は、佐賀県総合運動場陸上競技場で昼すぎから風が強まり、午後2時すぎフィールド内に設置されていたテントが強風で吹き飛ばされ、レース中の選手の間を抜けて役員2人が軽傷を負う事故がおきました。

大会関係者は暴風警報が出ていることを知らなかったと言っているそうですが、台風のおおよその進路は前々から分かっているのですから、こんな日は最初から順延するべきではないでしょうか。

実行委員会は、選手の宿泊延長が難しく、競技日程も過密なため、原則、順延は無理と言っていますが、選手の安全や記録の公正さを考えると、こんな日は屋外の競技を中止するべきであると思いますがねぇ。

事故が起こってからでは遅いんじゃないですか?


すべて気象状況によるアクシデントですが、悪天候がもたらしたさんざんな高校総体となりました。



地図:佐賀総体HPよりお借りしています
写真:共同通信さんよりお借りしています