信越本線 横川駅 「峠の釜めし」

信越本線の横川駅〜軽井沢駅間が廃止されて久しくなります。

むかし、中学校の教科書で2本のレールの間に歯車のついたレールを敷設したアプト式(ラック式)鉄道の構造を学びました。

碓氷峠の急勾配を越えるために横川駅でアプト式機関車を連解結する必要があり、全ての列車は横川駅で長い停車時間を取っていました。



その停車時間を利用して乗客が購入した駅弁「峠の釜めし」も、時代の移り変わりと共に今は駅近くのドライブインで売られるようになりました。

以前上信越自動車道がまだ出来ていない頃は、ドサ回りの途中にこのドライブインに寄って『おぎのや』の「峠の釜めし」を食べたものでしたが、高速道路が高崎ICから長野ICまでつながってからは、あまり下道を走ることもありません。

高速道路が開通した後、横川SAの上り線でこの釜めしを購入することが出来ます。

ところが、残念ながら下り方向のSAには高崎駅の「だるま弁当」しかおいてありません。

今回私たちは、東北道を佐野ICで下りて、北関東自動車道の伊勢崎ICで再び高速道路に乗り、関越道〜上信越道を経由して上田ICまで走る予定です。

ということは、この「峠の釜めし」にはありつけないということになります。




そんなわけで、家内が楽しみにしていたこともあるので、「峠の釜めし」を求めて上田ICから少し手前の佐久ICで高速道路をおりることにしました。

佐久ICには高速道路の出口の真っ正面に大きなドライブイン「佐久乃おぎのや」があり横川から運ばれてきた「峠の釜めし」をここで食べることができるからです。

少し遅めのお昼になってしまいましたが、ここで「峠の釜めし」を食べました。



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価格の方も大分上がって、1個900円になっていましたが、相変わらずのアンズが入った炊き込みご飯を久しぶりに楽しんで来ました。





記念に蓋の裏にスタンプを押して来ました。