ん? これは・・・?

これはなんでしょう?

分かりますか?
























はい、アシナガバチの巣でした。

毎年、ガレージの軒下に2つ、3つ巣を作ります。

今一斉に巣作りに掛かっているところです。

今年はすでに4つ見つけました。


どれも作り始めたばかりです。

ガレージの軒、頭上 20〜30cmのところに1m間隔で並んでいます。

車に乗る時にヤバそうです。

白い蜂の巣。


こちらは黒い蜂の巣。

白と黒でまるでオセロです。(笑)

蜂房の中に卵がみえます。

作りかけている巣は、まだどれも1cm前後です。




こちらは現在巣作りに出遅れている女王蜂です。

1房がやっと出来たところでしょうか?

2〜3ヵ所、場所を変えながら、作りかけては迷い、やっとここに決めて蜂房を作り始めたところです。

まわりには、その前に作りかけた形跡が残っています。


どの巣にも今はまだ女王蜂だけしかいません。

女王蜂はこの季節、一匹で蜂房を作りはじめ卵を産みつけます。

女王蜂が産む卵はすべて産卵能力のないメスです。

この卵が孵化して成虫になると、これらのメスは働き蜂となり、巣作りに、子育てに女王蜂を助けます。

やがて秋口になると、女王蜂はすべての房に卵を産み終えて、その生涯を閉じます。

そうすると今度は産卵能力のなかった働き蜂が卵を産むようになるのです。

女王蜂の産む卵はすべてメスだと言いましたが、反対に働き蜂の産む卵はすべてオスです。

そして、この働き蜂の産んだオスと交尾をしたメスが新しい女王蜂となります。

新しく誕生した女王蜂を除いて、オスや働き蜂は、冬の到来とともにすべて死んでしまいます。

女王蜂だけが越冬をして翌年まで生き残り、種の存続を担って行くのです。



すべて接写で巣から10cmくらいに近づいて写真を撮っていますが、女王蜂は攻撃をして来ません。 そのうち働き蜂が増えるとここまで近づいたり、フラッシュを焚いたりすると、間違いなく攻撃してくるでしょうね。

ゴーヤの受粉にも一役かってもらわないといけないので、取り払わずこのまま放置です。(笑)

車の乗降時に襲われない事を願うばかりです。