フランス 「ストウブ」社製 ピコ・ココット
しばらく前に頂いた16,250円のカタログギフト 「フェアリーランド」。
商品は沢山あるのですが、これぞという欲しいものがなく、暫く放ったらかしになっていました。
しかし、いつまでもそういうわけにも行かず、やっと決めた商品が今日送られてきました。
カタログの中から見つけ出した商品はコレ。
フランス 「staubストウブ」 社製の定番ピコ・ココットラウンドシチューパン18cmです。
一つひとつ手作りされた鋳鉄製の分厚くて重い鍋です。 鉄・炭素・ケイ素・リンの合金鋳鉄製品で、表面に2層、3層のエマイユ加工が施してあります。
エマイユとはエナメルのこと、日本でいう琺瑯(ホーロー)です。
それも一般に見るツルッとした琺瑯ではなく、ザラザラ感を出したストウブ独自の多孔質の黒マットエマイユ加工で、油が馴染みやすく焦げ付きません。
当然琺瑯鍋ですから酸にも負けません。
フタは水平で蓋の裏に丸い突起(ピコット=フランス語でピコ)がついています。
温められた肉や野菜から水分と一緒に出た旨味成分は湯気となり厚鍋の中を対流します。
この旨味を含んだ蒸気が外気に冷やされた鍋面に触れると蓋の裏の突起をつたって雨のように食材に降り注ぎ、調理の間じゅうこの循環が繰り返されます。
この蒸発→凝縮→水滴化のサイクルをセルフ・ベイスティング・システムと言い、旨味を逃がすことなく、食品を柔らかく美味しく仕上げます。
容器・蓋とも重量があり、圧力鍋ではありませんがフタが重い分蒸気が逃げず、無水調理もできます。
熱源もガスの直火からオーブン、ハロゲン、電磁調理器に至るまでありとあらゆる熱源に対応しています。
日本でフランスの鍋といえばル・クルーゼが人気ですが、現地フランスでは品質の高さが評価されStaubストウブがル・クルーゼよりも多く使用されているということです。
もともとプロフェッショナル向けに開発された製品だけに、フランスではポール・ボギューズ氏をはじめ三つ星レストランのシェフから絶大なる支援を受けていると聞きます。
カタログの中に選ぶ商品がないと悩み倒した末に選んだこの鍋ですが、今日届けられたこの商品を手にしてあらためて見つめ直すと、うん、うん、これは実にいいものを見つけたと自画自賛しています。
最初のお料理は何になるのでしょうね、奥ちゃま。(笑)