100年前の予言
今日の日経 「春秋」 からです。
100年前(1901年=明治34年)に日本人が抱いた文明への希望と夢が、二十世紀が明けた年頭の報知新聞に予言されました。
「急行なら東京神戸間は2時間半。
. 石炭を使用せざるをもって煤煙(ばいえん)の汚れなく」。
「天災中のもつとも恐るべき暴風起こらんとすれば
. 大砲を空中に放ちて変じて雨となす」。
「切開術は電気によるをもって毫(ごう)も苦痛を与うることなし」。
「人の身体は六尺(約182cm)以上」。
「人と獣の会話自在。」
その通りになったものから、微笑ましいユーモアの域を出ない予言まで楽しいですね。
記事は更に、政府が20年後へ向けた新しい夢はどれだけ実るのかと「イノベーション25戦略会議」がまとめた日本の技術革新の実例を掲げています。
二十一世紀のその新しい夢の予言とは・・・
「家庭では会話するロボットが家事をこなす」。
「個人の生活習慣病は自動的にチェックされる」。
「人工光合成で空気をきれいにする車が走る」。
「ロボットが月面旅行」。
記事は、「1世紀前のそんな予言から2025年という目標を考えると、残された時間は多くない」と結んでいます。
日本経済新聞の「春秋」欄は朝日新聞でいうところの「天声人語」にあたります。
(記事全文)