なまえ 〜人気の移り変わり

朝日新聞の日曜版「be」に名前の人気の移り変わりの記事がありました。

明治安田生命が毎年公表する名前の人気ランキングでは、昨年の第1位は男性が 「翔(しょう、かける」 、女性は 「陽菜(ひな、はるな、ひなた)」 でした。

そして今年は、男性は 「悠」 「佑樹」、女性は 「真央」 が上位に来そうだと言います。 「悠」 は皇室の悠仁親王にあやかって、また 「佑樹」ハンカチ王子こと斎藤佑樹君に、「真央」 はスケートの浅田真央ちゃんにあやかってのことでしょう。

記事には、女性の名前を追ってみると昭和に入った1927年から 「和子」 が13年間連続1位、 「幸子」 も1929年から11年間連続2位など 「和子・幸子」 時代が50年代初めまで続き、日本の一番きな臭かった時代に和やかで幸せにと願う親の気持ちが感じられると綴られています。

さらに50年代は 「恵子」 、60年代は 「由美子」 、70年代は 「陽子」 「智子」 。80年代は名前の「子」ばなれが進み 「愛」 全盛時代で 「美咲」 もトップに。世紀末以降は 「さくら」 などのひらがな名が上位に登場したと言います。

あなたのまわりではどうですか?

私のまわりでも、幾分年代のずれがありますが、ほぼ似たような名前に出くわします。

今年の「佑樹」ハンカチ王子こと斎藤佑樹君にあやかってと前筆しましたが、その昔 「大輔」荒木大輔の時代、松坂大輔の時代を反映して男性のトップとなった時代がありました。松坂大輔はまさに荒木大輔にあやかってつけられた名前でしたが、その功を奏して、来年はいよいよ大リーガー入りです。

、「よね」 だの 「マツ」 だの 「ウメ」 と聞けば、これは、昔のおばあちゃんたちの名前だとわかりますし、そのような名前を今の子供につけることもありません。もう少し時代が過ぎると、「子」がついている名前も、あれは昔のおばあちゃんの時代の名前ということになるのでしょうか。

ここ1・2年の間に私の子供たちのまわりで産まれた赤ちゃんの名前も、 「萌心(もこ)」、「萌香(もか)」、「みらの」、「みいな」、「羽琉(はる)=男児」、「李々(りり)」、「いろは&いこい(双子ちゃん)」、「結己(つむぎ)」、「美宙(みそら)」、「心(こころ)」、 など今風(?)の名前が花盛りです。 

うちのお嫁チャンの持っている育児本に出ていた名前・・、「愛菜(いおな)」、「結女(ゆめ)」、「聖和(せな)」、「風化(ふうか)」、「奏良(そら)」、「心愛(ここあ)」、「星桜(しおん)」・・・ ビックリです。 この名前を付けてもらった赤ちゃんが、これから60年後、70年後に 「心愛(ここあ)あばあちゃん」 だの、 「星桜(しおん)おばあちゃん」 と孫に呼ばれているときを想像すると、私の古い頭ではもうついていけません。

この先、名前の流行はどう変わっていくのでしょうか?