「筋」だの 「情」だの・・・

「筋」だの「情」だのと、かまびすしい。

自民党郵政民営化造反組復党問題である。

造反組12人の窓口役を務める平沼赳夫氏と中川秀直幹事長との会談では、統一誓約書の厳しい文面を巡ってこじれ、平沼氏の復党は先送りになりそうな気配となった。

造反組の長老、堀内光雄氏は戻りたい意向を顕(あら)わしているが、今日26日の中川幹事長との会談の行方如何でいまだ混沌としている。

「政治には情が必要だが、同時に筋の部分がある。国民に約束したことは断固実行していく非情な決意を持っていないと成り立たない」とする中川幹事長。

復党願いの提出期限は、明日27日の午前中までであるが、この復党はあくまで前回の衆議院選挙での当選者だけの話である。落選者はお呼びではない。

「筋」だの「情」だのと、もっともらしく恰好をつけているが、双方ともに次回の参議院選挙を睨んでの有利な票取りのためと、有利な闘いのための布石にしか過ぎない。

まったく、ダメな自民党である。それにも増して、その牙城を崩せない民主党は、だらしなく何をか言わんやである。

もう少し、アメリカの共和党民主党のような拮抗した2大政党にはならないものか? 

なんとも嘆かわしいと思うのは、私だけか?