ゆったりぬくもった南条の「花はす温泉」は極楽。そのあと泊まった武生のホテルは地獄。

「今日の予定は何かあるかい?」

「何もないわよ。」

「じゃあ、ちょっと遠くの温泉にでも浸かりに行くか?」


こんな会話から始まって、走り始めたのが、おととい土曜日のお昼過ぎ。

ちょっと遠くの温泉は、六甲山を超えた我が家から70km先の篠山市今田町のぬくもりの郷「薬師温泉」か、およそ90km先の福知山温泉あたりかと、家内は思っていたようです。


私は、最初から230km先の福井県今庄にある「花はす温泉 そまやま」のつもりでした。ここで一風呂浴びて、越前ガニはまだ解禁にはなっていませんが、私の現在一押しの、いやそれ以上の特押しの魚屋さんに寄って来るつもりでした。



家内は、行き場所が思っていたより遠いところなので、一応は「えぇ〜っ?」と驚きますが、車の中に一泊は出来る着替えなどの用意を常に積んでいるので、ブーイングにはなりません。家内もその魚屋さんの美味しさの虜ですから・・・。




さて、「花はす温泉 そまやま」で一風呂浴び、目指す武生に着いたのは5時過ぎでした。武生駅前の「武生○レスホテル」は、土曜日あたりはビジネスの出張客も少なく、予約を入れなくても大抵泊まれます。

が、今日は「満室です」の冷たいお言葉。後で分かったのですが、今、武生は菊人形開催の真っ最中で、そのイベントに出演するOSKの劇団員が宿泊
しているために満室となったらしいです。




仕方なく、他のホテルを探すことになり、鯖江の「○ルファーワン鯖江」にしようかとも考えましたが、電車で1駅、5kmも先です。矢張り近いところがいいと、イケてないとは聞いていましたが、武生で唯一空き部屋のある「タケフ○ランドホテル」に泊まる事にしました。

ところが、これが聞いていたとおり、まったくイケていません。去年大改装工事をして外観はなかなか立派で、ホテル名に至っては名前負けするようなのですが・・・。 



部屋には暖房装置がありましたが、冷房装置はありません。季節によって大元で切り替えるのかもしれませんが、今の季節、昼間にはまだ冷房がほしいときもあると思うのですが。

部屋にはポットに氷を入れたピッチャーがありましたが、お茶セットはありません。もちろん湧かすこともできません。 水道には「飲み水ではありません」と書いてあるし、ひねると「ギョッ!」、真っ赤な水が・・・。「鉄分の赤い水が出ることがありますが、しばらく出すと消えます」って、これ配管が錆びているんでしょうよ。ティッシュすらありませんし、バスマットもありません。

これで料金は、いつも泊まる駅前のホテルよりほんの少し安いだけです。というより、いつものホテルは、メンバーズなので割引料金適用となり、料金差はありません。

今回は泊まるところがないので、ここへ来たわけで、泊めて頂けるだけありがたいと思わなければいけないのかもしれません。 実際、このあと目的の魚屋さんで夜中の12時近くまで飲んで、後は帰って寝るだけですし、お風呂は、「花はす温泉そまやま」でもう入って来たし・・・。 ま、シーツとタオルと寝着が新しかったらいいかと観念した次第です。

南条の「花はす温泉 そまやま」でゆったりぬくもった極楽。 そして、その後の武生のホテルはチョ〜いけてない地獄(?)でした。


『特押しの魚屋さん』 の記事は、このあと別記事でアップします。