我が家の節分は・・・一大イベント?
昨日は節分。
各地で鬼払いの行事があったようです。
関西発祥と言われる恵方巻き・・・
豆まきの後、その年の恵方に向かって、願い事をしながら、無言で巻きずしを1本丸かぶりする
この恵方巻きの風習は、関西でも昔からあったわけではありません。
関西のある一部の小さい地域でそういう風習があったのを、海苔業界、寿司業界の策略で現在に至った、というのが本当のところらしいですね。
我が家でもしっかりそれに乗せられて、20数年くらい前から家で巻きずしを作ります。
美味しい海鮮やたまご焼きなどをいっぱい詰め込んだ太巻きを作りますが、ボリュウムがあって、なかなか一気に無言では食べられません。
みんなの恰好を見て、大抵途中で吹き出してしまい、願い事は失敗に終わることが多いのですが・・・
と、言ってカッパ巻きやお新香巻きのような細巻きではねぇ・・・
ところで、我が家の豆まきは、子供達にとっては待ちに待ったちょっとゲームっぽい一大イベントなんです。
今では子供達も家から離れているのであまりやることもありませんが、とても楽しいのでみなさんにご紹介しましょう。
我が家の豆まきは夜になってからはじめます。
これには理由があります。
先ずリビングに子供達をはじめ、おじいちゃん、おばあちゃん、家内から子供のお友達まで、その日我が家にいる全員が集まります。
参加者は全員それぞれにかなり大きめのザルやカゴを持ちます。
その後、部屋の電気を消して真っ暗な中、私は「鬼はそとぉ〜。福はうちぃ〜。」と豆まきを始めるのです。
撒くのは、勿論大豆の炒り豆です。
でもそれだけではありません。
あめ玉やラムネ菓子やカールのような袋物からあらゆるお菓子類です。
そして究極の撒きものはおひねりです。
1円玉から5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉、そして千円札まで・・・
当然1円玉のおひねりが一番多く、金額が増すほど少なくなります。
おひねりはチラシを切った紙でくるんで撒きます。
その紙を開けないと10円玉か100円玉かわかりません。
お金は1万円くらい撒きますかねぇ。
真っ暗な中、みんな手探りでキャアキャアと騒ぎながらかき集めます。
撒き終わった後で電気をつけると、拾いそびれたお菓子やおひねりが、まだあちらこちらに残っています。
最後にそれぞれお金を勘定してご披露します。
全員の合計金額が、撒いた金額にならないと・・・さあ大変です。
あちらこちら狭い場所に紛れ込んだおひねり探しに、また最後の大騒動があります。
とても楽しい豆まきで、子供達が小さかった頃には大評判でした。
私が子供のころですか?
これは、私の親からの引き継ぎイベントで、私も小さい頃には楽しみました。
いまや我がduo家の伝統行事となりました。
当時、拾ったお金は、福銭として1年間は使わなかったものでした。
皆さんも来年は是非一度やってみられたらどうですか?
とても楽しいですよ。 そして子供心の想い出にもしっかり残ります。