警察ってずるいよね
今日の新聞にこんな記事がありました。
神戸の大学院生殺害 捜査ミス賠償確定
. . =最高裁が県の上告棄却=
神戸市の大学院生が駐車位置をめぐり暴力団組員らに暴行され死亡した事件をめぐり、母親が兵庫県警の捜査ミスを主張し県に賠償を求めた訴訟で、最高裁は19日、県の上告を棄却する決定をした。
約9700万円の支払いを命じた1、2審判決が確定した。
→新聞記事詳細は こちら
おなじみの警察の失態や捏造・・・
去年、姫路で残忍な女性バラバラ殺人事件がありましたが、こちらのほうも被害者の親の執念の独自捜査に、警察の怠慢捜査があきらかになりました。
テレビ朝日 ザ・スクープより
今年(2005年)4月に発覚した姫路の連続女性殺害事件。
被害者2人の遺体はバラバラに解体され、肉は山に、骨は海に捨てられるという残忍な犯行だった。
8月11日、事件の初公判を傍聴した被害者・畠藤未佳さんの両親は、公判終了後、検察に猛然と抗議を行った。
「犯人を捕まえたのは私たちです。警察は、怠慢捜査という汚点を隠すため、事件を違う方向に持って行って、事件の早期終結を計ろうとしている!」
実は、この事件の被告を発見し、捕まえたのは警察ではなかった。
被害者の両親と個人的立場で協力した捜査畑36年のベテラン巡査部長による前代未聞の逮捕劇。
その裏には驚くべき事情があった!
No.1>>映像再生(ASDL 300K)
No.2>>映像再生(ASDL 300K)
(注)
映像再生には「プラグイン(Windows Media Player)」が必要です。
プラグインをダウンロードし、お使いのコンピュータにインストールして下さい。
警察ってずるいよね。
本当に困っている市民の助けにはなっていません。
今回の最高裁の判決で、県は約9700万円を支払わされることになりましたが、これって私たちの税金から支払うのですよね。
二審の「適切に捜査すれば救出できた」という判決の通り、この大学院生を救出できていれば、この税金を無駄使いすることはなかった・・・っていうことですよね。
企業では、役員が株主に背任行為をした時、その損失を補填する義務が負わされています。
警察が怠慢なのは、個々の捜査員がその損失を補填する義務がないからです。
今回の事件で兵庫県警は当時の同署署長ら10人を懲戒免職にしていますが、免職された警察官自身の腹は痛んでいません。
もし、判決の賠償金を、捜査を担当した警察官たちが自腹を切らないといけないことになっていたら、最初からもっともっと真剣に取り組んでいたのではないかと思うのは、私だけでしょうか。