パ・リーグ プレーオフのルールに矛盾を感じません?
阪神、昨日の試合から〜〜
セ・リーグは1位の阪神が広島に勝ち、2位の中日も巨人に勝ったためにマジックは1つだけ減ってM4となり、リーグ優勝ラインは最短で甲子園での28日の巨人戦になります。
んっ?
今日、松坂が負けたら、西武プレーオフに進出決定?
パ・リーグはソフトバンクと西武の対戦でソフトバンクが負け、2位のロッテも楽天に敗れたため、ソフトバンクの1位が決定し、また4位のオリックスが日ハムに負けたため西武の3位が確定しました。
ロッテは現在2位ですが、まだ確定はしていません。この後、ソフトバンクが残り3試合に全敗し、ロッテが残り3試合全勝すればこの2チームは86勝48敗2分けで並び、同率首位となります。
パ・リーグは3位のチームまでがプレーオフに進出できますが、ここにトリックがあります。実は、西武は3位決定であるにも拘わらずプレーオフには出られないかもしれません。
今日の試合で西武は松坂の先発が決まっています。この試合で松坂が負ければプレーオフに進出ができます。ところが、西武が勝てばプレーオフ第1ステージ(3回戦制)が消滅する可能性が出てくるのです。
パ・リーグのプレーオフのルールでは2チームが同率首位で並んだときは両チームでプレーオフの第2ステージ(5回戦制)のみを実施して第1ステージは行わないとなっているからです。
松坂にとって今日のソフトバンク戦は痛しかゆしの一戦になりそうですね。
西武がプレーオフに進出できれば、スポット的な試合に強い西武は有利で、現在1位と18ゲーム差あるにも拘わらずパ・リーグのリーグ優勝を果たす可能性もあるわけです。
私は、このプレーオフ制度に疑問を持ちます。
プレーオフ制度が悪いというわけではありません。3位が1位になる可能性があるわけでファンは盛り上がるでしょう。
しかしそれは3位までが僅差で競っている場合の話です。
1位チームと21ゲームも差がある3位チームがプレーオフのほんの数試合で万が一にも優勝するようなことになると全く不可解で納得できません。
それが勝負の世界と言えばそれまでです。でもあまりにも不自然だと思いませんか。
私はプレーオフのルールを一部変更すればいいと思います。第2位チームが第1位チームと5ゲーム差以内の時に第2ステージを、第3位チームが第2位チームと5ゲーム差以内の時に第1ステージを行うというように変えればいいのではないでしょうか。
来年はセ・リーグもプレーオフ制を採用すると聞きました。このあたりの矛盾を解決できるルールを作ってほしいものです。
写真1:デイリースポーツ≫
5回阪神無死、矢野が左越えに同点のソロホーマーを放つ=広島
写真2:ソフトバンクHP≫
主砲松中選手、自己最多の44号ソロホームランを放つ
写真3:共同通信≫
9回西武2死満塁、代打後藤が左越えに逆転サヨナラ二塁打を放つ