真っ赤な彼岸花・・・・・・・真っ白な彼岸花


六甲山を越えると神戸の街中の喧噪とは打って代わってのどかな田園風景が広がります。



ついこの間まで青かった田んぼは今はすっかり黄金色に輝き、たわわに実った稲穂は重たげに首を垂れています。

神戸市内からたった10km足らず、時間にして車で15分も走れば、神戸の街中では植木鉢や花壇の中でしか見ることのない彼岸花が田んぼの畦や土手に群生しています。



その群生した赤い花を見るたびに何か遠い昔を懐かしく思い起こすのはどうしてなのでしょう?

こんなもの思いに耽る気分はセンチメタルな秋の匂いと澄み切った青い空のせいでしょうか?






今日は仕事が終わってから、ウオーキングに出かけました。その途中で国道2号線沿いのあるビルの入り口に車のライトに浮かぶ真っ白い彼岸花を見つけました。

ほんの数輪の都会の白い彼岸花には赤い彼岸花のようなノスタルジックな感傷を持つことはありませんでした。

むしろ都会的な洗練されたモダンささえ感じました。