ホワイトバンドは募金ではない・・・知っていました?
9月10日は、世界共通のホワイトバンド・デーです。
神戸でも20数カ所の賛同店でイベントを行うようです。
私も6時から参加するつもりでした。
つもりでした・・・ということは、行くのをやめたということです。
どうして?
実は、昨日朝日放送の「ムーブ!」というテレビ番組を見ていました。
その中の『ムーブ!の疑問』というコーナーで「ホワイトバンドって募金じゃなかったの?」というタイトルでほっとけないキャンペーン実行委員会の事務局長から説明がなされていました。
=ムーブ!HPより=
『ムーブ!の疑問』
−ホワイトバンドって募金じゃなかったの?
流行のホワイトバンドを300円で買ったが、このお金がどう役立つのか教えてほしいという疑問。実はこのホワイトバンド、200万個も市場に出ているそうだ。
売り上げの内訳は4割が流通費。3割が製作費等、そして残りの3割のおよそ86円が貧困をなくすための活動に使われている。その活動費とはCMやポスターを作ったり、イベント制作費がある。
「売り上げが募金になると誤解されているという側面もある。しかし、募金だけでは貧困問題を解決できないということも現実」とキャンペーンの事務局長は語る。 (記事全文)
私が問題にしたいのは、今ホワイトバンドを買っている人で、どれくらいの人がこれが募金ではないことを知っているか、ほっとけない人々にこの300円のうちの1円も渡っていないということをどれほどの人が知っているのかということです。
多分、ほとんどの人がホワイトバンドを買うことによって製造費、販売費を除いたいくらかが積もり積もってほっとけない人に募金として渡っていると思っているのではないでしょうか?
ほっとけないキャンペーン事務局のホームページでも「ホワイトバンドの300円は、いわゆる募金運動ではありません」と断っています。
世界の貧困はそれを生み出す世界の構造を変えなければ寄付や募金だけでは世界の貧困はなくならないと書いてあります。
またホワイトバンドは、これを身につけて「貧困をなくそう!」という思いを表すシンボルで「白いバンド」であれば、白い紐や包帯であってもいいとも書いてあります。
しかし、ホワイトバンドの販売そのものが募金や寄付ではないのなら、テレビでもラジオでも新聞でも、そのことをもっとはっきりと伝えるべきだと思うのです。やはりみんなにその目的をはっきりと理解してもらったうえでのキャンペーンだと思うのです。
私は勿論このキャンペーンには賛成で、昨日までは今日のイベントにも参加しようと思っていました。
キャンペーンの目的はよくわかりましたが、そのキャンペーンにおけるホワイトバンドの販売の目的の説明がちゃんとなされていないことに、なんだか気をそがれたような感じになり・・・結局は参加しませんでした。
皆さんはどう考えられますか?