1時間の説得も泡・・・・


森前首相小泉首相に直談判 〜 1時間15分の会話から



森氏 「内外の懸案が山積みしている現状に、政治空白は避けなければいけない。外交だって山積みだ。予算もある。経済もある。この時期に選挙をしてどういう意義があるのか。」

小泉氏 「だから絶対に法案を通してほしい。郵政民営化は俺の信念だ。殺されてもいいんだ。それぐらいの気構えでやっている。頼むよ。可決させてくれ。解散を好んでいるわけではないんだ。」

森氏 衆院で可決のために努力した人たちが路頭に迷うことがあったら、君はどう責任をとるんだ。」


小泉氏 「しょうがないんだ。俺は総理大臣なんだ。これをやるってずっと言い続けて来た。腹は決まっている。」

森氏 「総選挙に踏み切れば、自民党が野党に転落しかねない。野党になったら、あなたは自民党の総裁じゃなくなる。だれもあなたについていけない。」

小泉氏 「それもわかっている。俺は非常だ。」

森氏 「君は変人以上だ。それ以上は言わないけれど・・・」

小泉氏 「それでいい。法案の否決は小泉内閣への不信任。腹は固まっている。もう党はどうでもいい。」


〜会談後〜

森氏 「さじを投げたよ。小泉さんにいつまでもこだわってはいられない。むなしいね。わびしい気持もあるな。ひょっとして首相に会うのもこれが最後かもしれんな。」







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