祝、出直し開店!

昨日は、三宮は北野坂の、とあるスナックの開店前夜祭でした。
親しい関係者だけを集めてのお食事と飲み会でした。

開店とは言っても、もともと今のお店のすぐ近くに「A〜」という名称でやっておられました。

実は、去年の10月に、このお店のママさんが我が家に訪ねて来られました。

その時のお話では「実はいつも相談に乗って貰っており、且つ全幅の信頼をしているラウンジ「M〜」のオーナーさんから、自分も年だし、そのラウンジのママ(オーナーの奥さん)も体が不調なので、そのお店の後を次いで、ママさんとしてやって貰えないか」と相談を受けたとのことです。

店の女の子も自分の考え通りに選択して、方針に合わない子は辞めさせてもいい、経営方針もすべて彼女のしたい通りでいいからということだったので、このラウンジを引き受けることになったという報告でした。

それから1ヶ月後、ママさんは今までの自分のお店を処分して、このラウンジに移りました。

ところが、どこでどう話の行き違いがあったのか、私がそのお店を訪ねた時には、既にママさんは、そのラウンジにはおらず、引継ぎ後1週間で辞めてしまったとの事でした。

何事があったのかと、前の「A〜」に行きましたが、そこは看板こそ同じでしたが、経営者が変わっていて、新しいママになっていました。

幸い親切なママで、「前のママの居場所が分かるので連れていってあげます」と案内してくれました。案内されたお店に入ると今まで通りのママさんと女の子がいて、ホッとしたところです。

事情を聞くと、「M〜」のオーナーの話とは、条件がまったく違い、オーナーの奥さんもそのお店の女の子も彼女の方針に従わず、自分の思うような経営ができないことが分かったという事でした。

オーナーに悪気はなかったのでしょうが、奥さんや店の女の子達とちゃんとしたコミュニケーションが取れていなかったのでしょうね。

そして、それが分かった時点で、すぐに契約を破棄したらしいのですが、今までのお店は既に新しい借り手が決まってしまい、戻る事すら出来なくなってしまったとの事でした。

やむなく彼女の希望に合う新しいお店を探し求め、2月に契約が切れる予定のお店をみつけたのですが、それまでの3ヶ月間のつなぎをどうしようかと考えていたところ、幸いそのビルのオーナーさんが親切な方で、それまでの期間、別の空いている店舗を無料で貸してあげると言って下さった由、そのご厚意に甘えて、仮店舗を構えたとの事でした。

そして、この2月、晴れて新しいお店を新装して、この日の運びとなったとの事です。お店の営業は、今日のバレンタインデーからですが、他のお客さんとは別に、ひとあしお先にお招きに預かった次第です。

「祝、心機一転、出直し開店」と表書きにしたため、お祝いを持って家内と二人で「おめでとう」を言いに行ってきました。

ママさん! いろんな事があって人間は成長するものです。めげずにがんばって下さい。そしてこれからも美味しいお酒と、くつろぎのひとときを提供して下さい。「一週間に十日来い」と言うわけにはいきませんが、応援していますよ。