53rd CWAJ PRINT SHOW

神戸で活動されておられる作家の平野杳さんから

彼女がお手伝いしているカレッジ・ウイメンズ・アソシエーション・オブ・ジャパン主催の「53rd CWAJ PRINT SHOW」 のご案内をいただきました。

 カレッジ・ウイメンズ・アソシエーション・オブ・ジャパン(CWAJ)は、教育・文化面で様々な活動をおこなっている非営利ボランティア団体です。

 現代版画展はその中でも中心的な活動。今回53回目を迎えます。この版画展の純益をつかって、日本から海外へ、また海外から日本へと幅広い専門分野で研究する女子大学院生、視覚障害の男女学生、若い版画家など、次世代を担う若者に、毎年、奨学金を提供しています。

 縁あって、女性の手で地味に根気よく続けてきたこの活動のお手伝いを今回させてもらっています。

 秋の一日を、神戸倶楽部の落ち着いた建物の中で、さまざまな現代版画を楽しんでください。
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神戸の異人館街の一角にある神戸外国倶楽部。

早速目の保養に行って参りました。

門扉をくぐって敷地内の坂を上がっていくと円形の瀟洒な建物があります。

会場はその建物の2階。




横尾忠則さん他、187名の作家による187点の作品(版画)が並べられています。

今年53回目を迎えるCSWJプリントショーは質の高い日本の現代版画を広く紹介する展示会として知られているようです。

東京高輪の東京アメリカンクラブでの開催に引き続いて、今年は初の試みとして神戸外国倶楽部で開催されました。

これらの作品を観せていただくだけでも楽しめました。





正面の作品は展示されている中で一番大きな版画。

「Mount Rokko Hillside―Kobe in 1994」 by KAWADA Kan

六甲山麓―1994年の神戸市街(川田 幹 作)

幅2メートルもある大作です。





1点だけ気になる作品がありました。

「Cat of the Woods」 by SEKINO Yowsaku

東京在住、春陽会所属の関野洋作氏の作品

「森のねこ」



大体私もお愚ちゃまもイヌ派なので、ネコはあまり好きではないのですが、なんだかこの絵には癒やされます。


で、家内も同じ意見だったので、思わず・・・

買っちゃいました


しかし、買うとなるとお愚ちゃまは、「一体何処に飾るの? 掛ける壁はもうないわよ。この金融恐慌が始まったばかりなのに無駄遣いするなんて・・・」とブーイング。

Sold Out の作品が結構多く、これも売れてしまってからでは後から手に入らないし、それに版画なので普通の絵よりは安いからと苦しい説得。

結局、私のほうからは出す財布はないわよと一括され、取りあえずはカードで支払いましたが・・・。