いったいどうなっているんだ、この国は?

先日焼酎が飲めなくなったら農水省をうらむという記事を書きましたが、16日には農水省が375社の三笠フーズ関連の汚染米流通業者を発表して事態はますます深刻になってきました。

農水省の調査を受けた際に販売していないと告げているのに
 . 公表リストにあげられた企業

・ちゃんと仕入れ量と在庫量が同量であることが確認されているのに
 . リストアップされた企業

汚染米が混入された米粉を扱った業者と取引があっただけで、
 . 汚染米仕入れてもいないのにリストに載せられた企業

・住所が発表されていないことで同名の企業と間違えられた
 . 汚染米とは関係のない企業

・漢字社名をカタカナ表記に、またフーヅをフーズと誤記したために
 . 汚染米を使っている企業と間違えられた無関係の企業・・・


果たして、知らないうちに掴まされた個人経営の団子屋さんに至るまで、公表する必要があったのでしょうか?

裏返せば、寝耳に水の末端業者は被害者でもあります。

 デパートや土産店から取り扱い休止を告げられた業者。

 返品・キャンセルが相次いで店がつぶれてしまうと嘆く観光産業の業者。

 得意先から取引停止を宣告されて窮地にたたされている企業。


今は食品業界は風評被害の影響をもろに受け、農水省が16日に流通先すべてを公表した夜には、ついに汚染米の流通業者に自殺者まで出ました。


調査を名目に接待目当てで96回も通い、「1000円程度の焼き肉屋で2回、そのうち2回目は飲み食いしていない」と、ぬけぬけとほざいた農政事務所元課長。

「人体に影響がないことは自信をもって申し上げられる。だからあんまりじたばた騒いでいない」と国民を逆なでした太田農水相

「一義的には不正転売企業に責任があり、農水省に責任があるとは考えていない」と発言して、ついには辞意を表明した白須農水事務次官・・・。


「一体どうなってるんだ、この国は?」と、トミー・リー・ジョーンズが缶コーヒーを飲みながら憂えている声が聞こえてきそうです。