箱根 仙石原の宿

ラリック美術館を後にして、同じ仙石原の予約してある宿に向かいました。

実は私の予定はいつもギリギリにならないと決まりません。

そんなわけで早い内から予約を入れることが出来ず、人気の高い箱根では休前日は常に満員でどこにも泊まることができません。

今回もこまめにネットを探し続け、やっと見つけたお宿です。

この宿の温泉は大涌谷からの引き湯で硫黄泉です。




予約をした時、ネットでは夜のお食事付きはプランにありませんでした。近くには何軒か人気のお店があるようですが、お酒を飲むとなると坂道を歩いて行くにはやっぱり大変です。

そこでネットで予約を入れる前に、宿に電話を掛けて見ました。

「構いませんよ。ネットで1泊朝食付きを申し込んで頂いて、食事はこちらへ直接申しつけて下さい」。 

で、お願いして出てきたお食事です。お造りも盛りだくさんです。左下は白身魚のホイル包み焼き、キノコとバターのソース。右下は、この日いい牛肉が手に入らなかったと言って、ラム肉になったようですが、牛肉よりもヘルシーで、柔らかくてとてもジューシーでした。



宿では、既に3人連れのお客さんが食事をしていました。馴染みのお客さんしか食事は出していないようです。ですから、今日のお食事はこの3人連れと、特別に私たち2人、2組5人だけです。後のお客さんは皆さん外へお食事に出かけて行きました。

3人連れさんからは、写真の地ビール御殿場高原ビール」や焼酎をご馳走になり、また宿のご主人は白ワインを1本持って来られ、一緒に一献飲りながら夜遅くまで話しに花が咲き、有名人が宿泊された時のお話や宿にまつわるエピソードなどを聞かせて下さいました。





こちらは朝食。

大きな玉子焼きに、初産みの生たまご、小田原の蒲鉾、駿河湾のシラス、相模湾エボダイの干物・・・と、この地ならではの食材を出して頂きました。

日頃食パン半切れと紅茶だけの朝食しか取らない生活なので、こんなに食べるともうお腹がいっぱいでお昼が食べられそうにありません。





宿のご主人は焼き物の趣味を持っていて仲間とともに穴釜で作品を作っておられるそうです。

これは、ご主人がご自分の本命の作品の脇に窯の隙間を利用してちょこちょこっと作って並べて焼いたというヒラメの箸置き。

なんともまあ可愛いと褒めると、「持って帰っていいよ」って。

やったぁ。 記念にもなるし、あつかましく頂いちゃいました。(笑)


帰りには美味しいコーヒーまでご馳走になり、宿を後にしました。