電車内メーク
バッグをひざに乗せ、ポーチを取り出し、左手に鏡、右手に化粧品。 アイラインが乾く間にチークをひとはけし、ビューラーであげたまつげにマスカラを・・・。
座席の座り方や携帯電話使用、音漏れなどに続き、電車の中の迷惑行為のワースト8位がメークらしいです。
「そんなに迷惑なのかな?音楽やゲーム、本に夢中になっていることと何が違うんだろう」と当の女性は言いますが・・・。
会社の人ばかり乗っている車内だったら、しないようです。電車内メークは、「周囲がみんな知らない人たち」であることが前提とか。(神戸新聞)
要は周りが知らない人だからできる・・・、世間の目なんて全く気にはならない・・・、ということですか。自分が知らない人は、人としてではなくせいぜい犬かネコ程度にしか見ていなくて、その犬やネコの視線なら別に気にはならないということなのでしょうね。
お食事の後、席を立つ前に周りの人の目を気にしながら、ちょっと後ろを向いてルージュを引きなおす・・・こんな光景なら見ていて不快な気分にはなりません。
今は自分中心で自分の世界にどっぷり浸かっていて、世間の目を気にするような時代ではなくなってしまったっていうことなんですね。
電車のなかで化粧をするな、なんて野暮なことは言いませんが、他人に対するちょっとした気遣いだけは持って欲しいものです。
そんな気遣いをしながら、お化粧をしていたら・・・
「おっ。時間がなかったんだね。降りるまでに間に合うといいね」
・・・なんて、逆に可愛く思えるものなんです。