この言葉に続くメッセージを・・・

「たったひとつの命だから」

こう力強く毛筆でしたためた年賀状を、2006年1月に当時難病で右腕を失っていた女子中学生から福岡県在住の詩人、童涼景さんがもらいました。

「この文章の続きをつづり、命の大切さを考えるきっかけに」と、福岡県筑後市のボランティア団体「ワンライフプロジェクト」の代表、冨田優子さんが呼びかけたところ、多くの反応があり、希望や絶望、闘う自分を鼓舞するなど命や人生を見詰めた約五百通の物語が集まりました。

朗読会は全国で開催され36回目となります。今回は25日に神戸新聞松方ホールで開かれ、約160通寄せられたうちの一部が朗読されました。


「たったひとつの命だから・・・」

この一言に、あなたはどんな詩や歌、エッセーをつなげて、命の重みや尊さを考えるきっかけにしますか?


阪神大震災の体験をつづった神戸の女性は、
 「たったひとつの命だから、人との出会いを大切にしたい」
とその体験記を結んでいました。




(26日付神戸新聞より) 
写真=「たったひとつの命だから」に続くメッセージを朗読する久留米市内のコミュニティーFMの元パーソナリティー、岩坂浩子さん。21編を朗読、神戸からの九通も披露。