それでも「船場○兆」を利用したいと思いますか?

福岡のデパートで発覚した賞味期限の改ざんが発端でした。

「賞味期限の改ざんは社員が勝手にやったこと」。

こんな言いわけで始まった「船場○兆」の不正・不適切な表示は、今や41品目にふくれあがり、柚○喜久郎取締役のお詫び会見に至りましたが、その会見の滑稽さといったらありはしませんでしたね。

この取締役のお母さんである○木佐知子取締役が会見の席上で隣から小声でヒソヒソと答弁する内容を指示しているではありませんか。前にマイクが並んでいて、その母親の言葉を全部拾っていました。

まるで幼稚園の子供に母親が横から次に言うべき言葉を伝え、子供がそれをなぞって発表するというよく見かける図そのものですよ。

45歳にもなって自分の言葉でもなく、隣のお母さんの小声の受け売りでまったく誠意が通じませんでした。 というよりも見苦しいの一言に尽きましたね。

それに続くこの母親の答弁の中でも、こんなことになって先代の父親に申し訳ないと思っていると言っておりましたが、これも本末転倒です。父親に申し訳なく思う前にお客さんに申し訳ないんじゃないの? こんな会見の席で発言する言葉ではありませんよね。却って反感を買います。


そもそも売れ残って返品されたり、賞味期限が短くなった商品の賞味期限の延長を自分から口頭で従業員に指示を出していたこの柚○喜久郎取締役も、当初は出先の従業員が勝手にやったこと、本社では一切知らなかったと言っておりました。

そんな不正を知らなかったということ自体が先ずトップの監督不行届きであり、仮にそれが当初の説明どおり従業員の自己判断による不正であったとしても、社員の不正は会社全体の責任であるハズ、最終的には会社のトップが責任をとるべき問題だとも思うのですが・・・。

○木佐知子取締役は料亭の方だけでも早く営業を再開したいと言っておりましたが、この不祥事の上塗りを重ねている「船場○兆」を利用しようとするお客さんはいるのでしょうかねぇ。


いつか又、再開ができる日が来るとすれば、それは「船場○兆」を支持する客がいるということ。 身内ならともかく、こういう企業を支持する客も、私にしたら信じられないのですが・・・。