観てきました。 「アクロバティック白鳥の湖」

観てきました。

広東雑伎団 「アクロバティック白鳥の湖」

JR北新地駅から肥後橋まで歩きましたが、大阪フェスティバルホール直前の交差点でしばらくの間足止めを食いました。

昨日は世界陸上の開会式に出席される天皇・皇后両陛下のお召し車がその交差点を通るということで、通過するまで信号を停止して通行止めとなったためです。

時間に余裕を持って出かけたお陰で、美智子妃殿下を拝顔出来たと家内は大喜びです。

それにしても家内は時間に余裕を持ちすぎなんです。

ま、何かがあって遅れるよりはいいのですが・・・。




そしてフェスティバルホールへ到着、時間はまだまだ充分に余裕がありました。

座席はロイヤルボックス席の3列後・・・というと聞こえはいいのですが、劇場全体からいうと真ん中より少し後の座席でした。

舞台は良く見えます。全体を観る位置としては十分な座席です。

そして5時過ぎ、休憩時間を入れて2時間半のエンターテイメントがいよいよ始まりました。




すごいアクロバットです。

息をもつかせぬ驚愕驚悸のパフォーマンスの連続です。(写真?=TBS・HPより)



体に骨というものがあるのかと疑うほどの軟体芸は私たちの目を釘付けにし、そして中国伝統の雑技の底力をいやというほど見せつけられました。


ストーリーは、森の湖のほとりで花を摘んでいる美しい娘を、黒鷹が現れてその娘を白鳥に変えて連れ去ってしまいますが、ある国の王子が夢の中で白鳥の姿をした美しい姫を見て心を奪われ世界を旅して探し続け、黒鳥と戦いながらついに王子は黒鷹を打ち破り、姫を助けるという物語です。

全編に流れるチャイコフスキーの「白鳥の湖」のメロディを背景に華麗なバレエとスリル溢れるアクロバット、それにユーモラスなカエルやドジな白鳥を交えて織りなす一大ファンタジーは、息をつく間もなく観客を魅了し、白鳥を演じるウ・ジェンダンと王子役のウェイ・バォホァの演技はもとより、どのキャストからも、またどの演技からも目は離せませんでした。






王子の肩に片足で立ち、その体勢のまま王子が舞台上を移動しても微動だにしない白鳥(写真?=bunkamuraHPより)




頭上に伸ばした王子の手で片足だけを支えられ、240度の弓なりに開脚する白鳥(写真?=bunkamuraHPより)




興奮冷めやらぬうちに、舞台はフィナーレを迎え、何度も繰り返されるアンコールとスタンディングオベーションは、このエンターテイメントの素晴らしさを説明するに余りあるでしょう。


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[8月13日付関連記事]=楽しみです。 『アクロバティック・白鳥の湖』 と 『ドラリオン』