木瓜

木瓜(ぼけ)の木が2本あり、その一方の木に花が咲きました。

咲いているのは、薄いピンク地に白覆輪の2色絞りの花・・・・・のハズなのですが、最近ピンク一色に化けてしまいました。交配種の一方の遺伝子が退化してしまったのでしょうか。

まだ咲いていないほうの木の花も、赤と白の絞りのハズですが、ツボミを見る限りこれも色が全然違ってきているようです。

木瓜の品種はすごく多く、ウチの木瓜も品種名の札が古くなり色あせて、なんだか判らなくなってしまいました。今咲いているのは、たしか「万華鏡」という品種だったかと・・・(あやしい??

ま、花の名前はともかく、毎年きれいな花を咲かせてくれれば、それが一番です。


木瓜はもともと中国原産のバラ科の低木です。雌花と雄花があり、雌花にはゴルフボール大の瓜に似た実がなります。その実を湯通しして乾燥させたものを漢方薬として利用します。

木にできた瓜と言うことで木瓜と名付けられたようです。読みの方は漢方で言う木瓜(モッカ)が、モケ(毛介=『本草和名』)に変化し、現在のボケに転じたとされています。

木瓜は花梨の親戚で、民間薬としても果実を焼酎につけて疲労回復やリウマチ、腰痛の薬用酒としても用いられています。