甲斐路 6の? 〜「風林火山」

平成19年1月3日から

 . . . NHK大河ドラマ「風林火山」

が放映されます。




これに伴い、山梨県では、甲府市にある県庁のとなりにイベントの「風林火山博」(平成19年1月20日〜平成20年1月20日)の会場建設が進んでいます。


また、NHKのロケ地ともなる「風林火山館」(平成18年9月7日オープン)の造成工事も終わりました。

こちらは、甲府昭和ICから約40km西の小淵沢ICの近くにあります。小淵沢ICから清里方面へ車で10分ほど走った県営八ヶ岳牧場の一部約1.9ヘクタールを北杜市が借り上げ「風林火山館」を建設しました。


この辺りは武田信玄信濃村上義清の軍勢が戦いを繰り広げた小荒間古戦場跡地です。

風林火山館は、武田信玄の居城躑躅(つつじ)ケ崎館」をイメージして時代考証に基づいて建築されたということです。


この風林火山館ではロケも行われます。ロケのある日以外は、入場料300円で入場できますが、敷地の中はロケセットがあるだけという感じでした。

この城内にはロケに使われる主殿、大手門、隅櫓(すみやぐら)、二階櫓、厩、御番所、的場等があり、外堀の外には、冠木門のほか、展示物を飾ったり地域の特産物を販売する長屋も配置されています。


下の囲みは、一般公開日(9月7日)の翌日に産経新聞の地方版に掲載された記事です。

 . 大河ドラマ「風林火山」で山梨ブーム 北杜に「館」オープン
 来年1月にスタートするNHK大河ドラマ風林火山」を観光客誘致につなげる取り組みが、本格化してきた。北杜市では7日、ロケにも使用される武田氏の館を再現した「風林火山館」がオープン。大河ドラマに合わせて始まる観光イベント「風林火山博」(同実行委員会主催)も内容が徐々に固まってきた。「武田信玄」(昭和63年放映)では約350億円の経済効果があり、県観光企画課は「盛り上がりを一過性のものとせず、地域活性化につなげていきたい」と期待を膨らませる。

 「風林火山館」は、北杜市が借りた県営八ケ岳牧場(同市長坂町小荒間)の一部約1・9ヘクタールに、県補助金(2000万円)を含む約1億7200万円をかけて建設。8月末に完成し、すでに延べ100人の市民がエキストラで参加して撮影に使われた。館内には土産物店やロケの様子を紹介する展示スペースを設ける予定。

 一般公開初日の7日は「とてもリアル。この建物がドラマに映るのが楽しみ」(笛吹市の主婦)と早速多くの観光客が訪れ、関心は高い。最長で平成23年まで運営され、来場者50万人を見込む。

 市政策秘書課は「大河ドラマは視聴率が高く、何といっても1年間放送されるのが強み。北杜市を全国にPRできるチャンス」と意気込む。市内の武田氏ゆかりの史跡や「平山郁夫シルクロード美術館」などの観光スポットとも連携し、観光客誘致を狙う。

 一方、甲府市の県民情報プラザで開かれる「風林火山博」の準備も大詰め。2億5000万円をかけ、ドラマにまつわる展示のほか史実に基づいたエピソードを紹介するコーナーも設置。「県民の知的好奇心を満足させる内容になるはず」(実行委)と、平成20年1月までの1年間に20万人の入場者を目指す。

 昭和63年に放送された大河ドラマ武田信玄」は、平均視聴率39・2%を記録する大ヒット。県によると、観光客は前年比358万6000人(10・1%)増え、経済効果は350億円に上った。旧小淵沢町に作られたロケセットは連日、多くの人でにぎわったという。

 ただ、最近の大河ドラマは好調だった平成14年の「利家とまつ」でも平均視聴率22・1%と低迷気味。それでも関係者は「大河ドラマに多くのファンがいることには違いなく、山梨ファンを作るまたとないチャンス」と、ドラマが山梨の魅力を伝えるきっかけになるとにらむ。
(09/08 Sankei Web)