甲斐路 6の? 〜ロケ地 建造物の裏がわ

戦国時代にはなかった瓦や畳は使われず、主殿の屋根や床には板が用いられた本格的な造りです。

と、表向きは、たいそう立派な造りで、北杜市はこの「風林火山館」を最長で平成23年まで運営し、来場者50万人を見込むとの鼻息です。


が・・・

ちょっとセットの裏を覗いてみましょう。

土塀の向こうに見える長屋は、撮影でカメラに入る処までしか造られておらず、カメラアングルから外れるその下は柱だけの丸裸です。


水を満面にたたえた立派なお堀です。

しかし、いざ撮影の時に水が抜けていては困ります。

水を張る高さまでビニールシートで囲ってあり、抜けないようにしてありました。


屋敷を取り巻く土壁の塀です。

立派ですねぇ。

でも、これも裏へ回れば・・・・・


あららぁ・・・ご覧のとおり。

これって、最長会期の平成23年まで、だいじょうぶでしょうかねぇ?

主殿の裏がわには、全面波形のトタン板が張られていました。

やっぱりセットはセット以外のなにものでもありませんでした。 (-_-;)

それでも、牧場の平原の中に忽然と現れた外堀つきの信玄の居城は、セットとはいえ、正面から見る限りその造成の立派さに驚かされました。