今年はたしか暖冬予報・・・でしたよねぇ?

今年はたしか暖冬予報・・・でしたよねぇ?

ところが、フタを開けてみると、日本全国、
スッポリ冷蔵庫の中です。

12月に鹿児島で11cmの積雪・・・なんて
こんなこと誰が予想したでしょう。

沖縄では魚(熱帯魚)が仮死状態で大量に浜辺に
打ち上げられ、高知では竜馬空港で飛行機が
スリップして脱輪するなど、沖縄、九州、四国の
暖かい地方でも記録的な積雪です。


この日22日は福井の大飯原発からの送電線に
雪が付着してショートし、近畿地方では70万戸
が停電に見舞われました。

新潟方面の65万戸の停電と合わせると
135万戸が影響を受けました。


そして我が兵庫県では、この日オープン予定の
スキー場が、大雪で視界不良のためのオープン
延期となったり、雪・凍結による車の事故が1109
件(午前7時〜午後4時)も発生、人身事故も74件
に至りました。

高速道路も神戸ジャンクション以西で中国自動車道
や山陽自動車道が通行止めとなり、高速道路上に
12時間以上も車が閉じこめられたりと、大混乱と
なりました。


御当地、神戸だけでも車の事故が315件で
人身事故は47件も発生したようです。(午前9時
半〜午後6時)

その神戸の街中ではゴミの収集も中止となり、
一日中放置状態となりました。




併せて、神戸ルミナリエもこの日が最終日で、
バスでツアーを組んだ観光客が神戸に入って
来られず、ホテルでは団体ツアー客からの食事
の予約が取り消しになったり、宿泊のキャンセル
が相次いだりと、かなりの影響を受けたようです。


どうして暖冬のハズがこんなことになっちゃったのでしょうね?



気象庁は11月末に出した暖冬予想が外れた原因について次のように説明をしています。

北極圏から放出される北極振動とよばれる寒気が12月半ばには収まると予測していましたが、これが衰えず予想よりはるかに長い間繰り返し継続したこと。

更に西部太平洋の熱帯域の対流活動が活発で偏西風が日本の南に大きく蛇行し、その影響で日本上空の気圧が低くなって北からの寒気を引き込みやすくなったため。

日本列島の北と南で起きているこの二つの気象現象を両方とも読み間違ったと打ち明け、昨日22日に『今冬は20年ぶりの寒い冬』になると予報を修正しました。

いやあ、『暖冬』と『20年ぶりの寒冬』とでは、上と下との大違いですよ。

しっかり頼みますよ。 気象予報官どの。







写真(4以外)は神戸新聞よりお借りしました。
 1:渋滞する国道2号=22日午前、芦屋市宮塚町(撮影・三浦拓也)
 2:猛烈な吹雪の中の通勤=22日午前、神戸市中央区(撮影・大山伸一郎)
 3:道路に積もった雪=22日午前、神戸市灘区(撮影・水田日出穂)
 4:可愛い雪だるまもありました=22日午前、神戸市東灘区
 5:最終日を迎え会場の雪を溶かして開催にこぎ着けた神戸ルミナリエ