真っ赤なユスラウメの実に郷愁を感じます

庭の“ユスラウメ” が真っ赤な実を結びました。

昔、このユスラウメの親木が大きな枝を張って
いた頃、毎年母が鈴なりになった実を大ザルに
何杯も摘み取ってきて、果実酒を作りました。

透き通ったきれいな赤い色のお酒は、梅酒とは
違って、芳香の高い、まろやかで且つ上品な
女性向きの甘い味の果実酒でした。 

その頃の親木は、家を建て替えたときになくなって
しまいましたが、その時にこぼれた実から生えた
小さい子を大事に育てて、今では実を結ぶほどに
なりました。

まだまだ、木は若く小さいので、ゆすらうめ酒をつくる
量には及びませんが、この真っ赤な実を見ると、
今は亡き母を思い出し、なつかしい郷愁を感じます。