ラグビー中継。可哀相なNHKの視聴者。

本日、秩父宮ラグビー場で行われる日本選手権準々決勝の注目カード

 トヨタ自動車 vs 早大

NHKは本日2:00pmから生中継で予定をしていたこの放送を、
取り止めて深夜に録画で流すと11日に発表した。

その理由は審判が着るジャージーに「朝日新聞」という胸広告が
入っているためとか。

ラグビー協会とNHKが結んだ協約書にはマス・メディアの社名広告を
禁ずる項目があり、NHKはそれを善処すべく申し込んだが、
聞き入れられなかったという経緯だ。

そういう協約があって指摘されたなら、ラグビー協会は、
当然善処するのが当たりまえと思う。大人げない話だ。

一方NHKもそれなら生中継をしないと急遽深夜の録画放送に
切り替えた、というのも生中継を楽しみにしていたラグビーファンを
無視した、これまた大人げない話である。

この前から続いているNHKと朝日新聞の確執を引きずっている
としか思われない。取りあえず放送を組んだのなら、これは流して、
後日ラグビー協会と折衝すればよい。方法はいくらでもある筈だ。

これが出来ないNHKは、矢張り視聴者を愚弄している。

ところがである。

本日のお昼のニュースで一番最後に一言、深夜午前2時の録画放送を、
当初予定の本日ごご2時から生中継で放送するとのアナウンスがあった。

これって、視聴者は翻弄させられているよね。

今日の生中継は放送中止中止になったから仕方なく録画放送をみよう、
或いは録画しよう、と決めた視聴者は、どうなるの?

生中継はやらないことになったから出かけてしまったわ、
深夜放送は変更でやらなくなったわ、という事では
結局この試合を生でも録画でも観られないことになるわけでしょう。

それならそれで、もっともっとテロップを流し、せめて放送時間が
再変更になった事をどんどんながすべきではありませんか?

まったくふざけているよね。最初に変更した時点では、
大義名分とNHKは主張をゴリ押しし、視聴者の反響の大きさ、
ブーイングに慌てて元の放送時間帯に戻す。

こんな事では、NHKは当分汚名挽回はできないでしょう。

可哀相なのは、受信料を払って楽しみに中継を待っていた
視聴者だけです。