もう少し詳しく、ボタン鍋のこと

ボタン鍋を食べに行ったことを、つい最近(12/21のblog)書きました。
相い前後して「丹波のたぬき」さんの「たぬきのつれづれ日記」
次のような記事をみつけました。

今年はまだという方にお届けしま〜す。(^^)/
牡丹の花のようでしょう?
ちなみにこれで4人前です。
みそ仕立てのお汁で煮ます。
よく煮た方がお肉が柔らかくなります。
粉山椒を少しふりかけて食べます。
全部食べたあとは、お汁でおうどんを煮ます。
煮えたら、卵を入れてかき混ぜ火を止めていただきます。
ボタン鍋は、体が温まりました。ほかほか
ごちそうさま。<(_ _)>

やっぱり、丹波の方ですね、美味しい食べ方を書いておられました。

もう少し、補足すると・・・



シシ鍋の肉には、ビックリするほどの白い脂身がついているでしょう。
これは不飽和脂肪酸なのでありまして、他の肉の脂身と違い、
むしろこの部分が美味しい肉なのであります。

例えば豚肉の脂身があんなについていると多分それを外して食べられるでしょう。でも、シシ肉の場合は、むしろ、あの白い脂身がついている肉ほど高級なのです。
安心して食べて下さい。

また、普通の肉は長く煮ると硬くなってしまいますが、「丹波のたぬき」さんが言っておられましたように、シシ肉の場合は、長く煮れば煮るほど柔らかくなるのです。

だから、ぼたん鍋で、一番最初に鍋に入れる具材はシシ肉なのです。

それから、ボタン鍋は臭いのでは、というイメージを持っておられるかもしれません。なかにはそんなお肉もあるかもしれません。

でも篠山で食べるボタン鍋はそんなことはありません。

お店、お店で秘伝のみそ味を作っており、山椒を振って食べると、体はあったまるし、本当に美味しく頂けます。

まだ、食べられたことのない方、だまされたと思って、是非一度挑戦してみて下さい。目からウロコですよ。


私が以前にご紹介した「懐」(カイ)というお店、篠山では小さいお店です。
でも、丹波でシシ肉を仕切っておられる「おおみや」というお肉屋さんから
「うちで一番いいお肉を持って帰られるお店」と言って、紹介して頂きました。
ご縁があったら、一度訪ねてみて下さい。

「懐」のマスターから、こんな話も聞きました。あるお客さんのお里が篠山にあって、
毎月お墓参りに来られるそうです。
以前より、そのお客さんが通っておられたお店が、その日は閉まっていて、
2軒目のお店に向かったそうです。ところがそこもお休みで、仕方なく今回は
あきらめようと思ったらしいのですが、たまたま「懐」を見つけて、
「今日はハズレだけど仕方がないね」と、言いながら一見でそのお店に
入ったらしいのです。
結果は言わずもがな、その後お墓参りのたびに、毎月1回寄って行かれるそうです。

これだけほめると「懐」さんからちょっとばかり宣伝料をもらわないとねえ・・・


関連記事です。 こちらに 懐 さんの住所と電話があります。