座右の銘

納税協会の会報誌「納税月報」10月号に載っていたインタビュー記事です。

和歌山県の田辺納税協会会長で東新木材株式会社社長の畑治浩氏は、インタビューの中で「経営に大事なのは地道な積み重ねとしつこさ」と言っておられます。

長い人生の間にはどんなことであれ一度や二度のチャンスは必ず巡ってくると、畑治社長は東新木材の第二の柱となった不動産業の夢を叶えた体験談を語っておられます。

20年前から安定収入が得られる不動産賃貸を事業に組み入れることを切望していた畑治社長は、バブルの崩壊に伴う一連の時代の流れにその夢はなかなか実現しませんでした。

それでも、しつこくコツコツ努力をしてきたおかげでチャンスは巡り、今では別会社、東新不動産株式会社を立ち上げるほどの主要事業になったそうです。

畑治社長は、「あきらめず夢を持ち続けることも経営者の資質」と言います。

そんな畑治社長は、自身が「なるほど」と思うことはその都度手帳に書き留めており、

『神仏は尊し、されど神仏を頼まず』(宮本武蔵

『やって見せ、言ってきかせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ』(山本五十六

などもその一例で、折りに触れて読み返しているそうです。

書き留めた言葉や誰かの座右の銘はどれも心に響くすばらしい言葉ですが、それらの中から1つに絞るのは難しく、そういう意味では畑治社長は自分自身の座右の銘には未だに巡り会えていないのかもしれないと書いてありました。


私もそんな素晴らしい名言に出会った時はよく書き留めたものですが、書き留めた手帳やメモをいつしかどこかへ打っちゃってしまい、読み返すこともままならない始末です。

そこが凡人の私と、この畑治社長との違いなんでしょうね。(笑)

やっぱり座右の銘はなにか一つ持っておいたほうがいいのかなあ・・・。