やわらちゃん、あなたは最強のアスリートです

 先ずはお疲れ様でしたと言わせて下さい。 
 アテネで金メダルを取った後、この4年間は本当によく頑張ったと思います。人に言えないようなつらいこともあったと思うし、何より子供が生まれてからは、子育て中心の生活に追われながら、決して弱音を吐かず練習に打ち込む姿に、パワーをもらっていたのは、近くで見ていた僕だけではないはずです。
 目標にしていたメダルの色は違ったけれど、僕には金色に輝いて見えます。これからも彼女が選んだ道を全力でサポートしたいと思います。本当にお疲れさま。そして多くの熱いご声援をいただいた国民の皆さま、本当にありがとうございました。

 . 谷亮子選手の夫、巨人の谷佳知選手がマスコミにリリースしたコメントです。




谷亮子選手のお父さんによると「大会前から、実は左肩を痛めていた」らしいです。

以前から「自分でゴールを決めれば、そこが限界になってしまう」と言い続けてきたやわらちゃん、『ママでも金』の夢は届かず、結果は銅に終わりましたが、試合後「全力を出した結果なのでうれしい。応援してくれた人に感謝の気持ちでいっぱい」と。

そして「(帰国後は)まず主婦をしたい」と笑い、「家族のサポートなくして、チャレンジはない。(36歳で迎える2012年ロンドン五輪については)自分1人で決められないこともある。いろんな人に相談しながら、最後は自分で決めたい」と、今後の進退について語り、「勝って当然の存在でありたいと思うし、それが力であり続けてきたから・・・」と、自身の思いを話していましたが、北京は肉体的にも限界の闘いであったのかもしれません。ただ、中国の新聞には「谷亮子選手不言退」(谷選手引退を言明せず)の活字が大きな見出しで躍ってはいましたが・・・。


振り返れば、92年のバルセロナ大会の時に16歳で初出場し銀メダルを獲得して以来、アトランタで銀、シドニーで金、アテネで金、そして今回の銅と、5大会に連続出場し、5個のメダルを獲得したやわらちゃん、お疲れ様でした。「ママ金」を目指した北京では、残念ながら金3連覇には届きませんでしたが、あなたは最強のアスリートです。

それにしても、ご主人の谷佳知選手の奥さんをねぎらうコメントすごいですね。「僕には金色に輝いて見える」って、なかなかこんなふうには言えませんよね。そして究極は、「これからも彼女が選んだ道を全力でサポートしたい」と。

私も、努力しなくっちゃ・・・・・。(汗)




写真提供:毎日新聞