時効制度の見直し

今日は寒の入り。 1年で一番寒い節季の到来です。

私の会社は今日から仕事始めです。今年は日曜日が4日だった関係で、今日から仕事という会社がほとんどですね。



◆時間の経過で事件の証拠が散逸し、関係者の記憶も薄れ、犯罪の証明が困難になる

◆被害者側の処罰感情も薄れる


こんな理由から事件発生から一定期間が経過すると起訴ができなくなる公訴時効制度が設けられています。

時効期間は2005年の改正刑事訴訟法で延長され、現在は殺人などの「死刑に当たる罪」は従来の15年から25年に、強盗致傷などの「無期懲役・禁固に当たる罪」は同10年だったものが15年などと規定されています。

これをDNA鑑定などの科学捜査の進歩で長期間に亘り裁判で立証できるようになったとして、重大事件を対象に時効の廃止や期間延長を検討する勉強会を法務省内に設置することを決めたようです。

被害者や遺族にしてみたら、被害者は一生苦しむのに加害者は時効で罪が消滅するなんて不公平ですよね。

私はこの制度の見直しに賛成です。



ところで、今年は5月から裁判員制度も始まりますね。 私もそうなのですが、約4割の人がこの制度で裁判員となることに辞退を希望していると聞きました。

心情や感情に左右されやすい一般の市民が人を裁くということ、法律に疎く専門知識も持ち合わせていない無知な人間が人の刑を確定するということ、自分自身のかけがえのない大事な時間を納得しないことに浪費すること、に私は抵抗があります。

加害者とはいえ、神の思し召しによりこの世に生を受けた一個の人間、その人の人生に一つの引導を渡す。これは大げさでしょうかね、 決定を下すという方がいいでしょうか? いずれにしてもそんな大それた行為は、私の性には合いません。

専門職の人数が足りないわけでもなさそうなので、出来ることなら従来通り専門家にまかせて、私は避けて通りたい・・・そんなふうに思っているduoさんです。(笑)