【イカナゴのくぎ煮】今年は15Kg作りました

今年もやって来ましたイカナゴの季節。
今年のイカナゴ漁の解禁は例年より1週間遅くなりました。あまり小さいうちから捕獲するのを避けたようです。天候も不順だったせいか、大きさもビシッと揃っていません。
例年、我が家のくぎ煮は、少し大きめです。炊きあがった状態で3.5センチから4センチくらいのものを作ります。私の知人の中には100Kgも作られる方が
いらっしゃいますが、我が家では、今年は15Kg作りました。
我が家でイカナゴを作り始めたのは、かれこれ20年ほど前、
きっかけは、当時小学生だった娘の同級生のお母さんが
作られたものを頂いて、その美味しさに感激して作り始めました。


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イカナゴ漁は早朝から始まり、午前中には港に戻ってきます。新鮮なイカナゴは、「明石の昼網」としてお昼前後には魚屋さんの店頭に並びます。
今日のは小さすぎるだの、大きすぎるだの、形が不揃いだのと言いながら自分好みのものを求めて、買ってきます。抜群にいいものがあっても、沢山は買えません。1日に作ることの出来る量が限られているからです。

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我が家では、1日に4〜6Kg作ります。
1Kg作るのに大体1時間弱かかります。
2Kg鍋で作ればもう少し時間を短縮できます。
始まったらその場から絶対に離れられません。
立ちづくめです。
お昼から始まって、夕方まで掛かります。
15Kgつくるのに3日かかります。


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できあがりは、同じような顔をしていても、作る家庭によって味の方はまったく違います。
最初の頃は、あれこれと分量や入れるものを変えて、毎年毎年味が変わりました。今はこれぞ我が家の究極の味と自負できるものになりました。
この味は企業(?)秘密です。
ブログを書き始めたら、材料と分量はブログに乗せないようにと、ワイフからクギを刺されたくらいです。

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そのくらい、イカナゴ命なのです。
このイカナゴを広げた大きなバットを見て下さい。
2枚のバットの真ん中においたビデオテープから大きさがわかるでしょう。
味付けして炊きあがったイカナゴをこれに薄く広げて急いで冷まします。
ついでに斜めにして煮汁も切ります。


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